職責を通して道を体得する
Release: 2022/08/30 Update: 2022/08/30
職責を通して道を体得する
われわれの国家社会に対する努めは、どこまでもその職分を通して行われる外ないわけですが、同時にまた他面、このような考えに対しては、いかなる人間でも、ほとんど例外なく、何らかの職業についていない者はない以上、単に自分が一個の職業に従事していながら、しかもそこで会得したものが、広く同種類の職業に従事している多くの人々に対して、大きな慰めとなり、さらには激励となると言うに至って、初めて真の国家社会に尽くすものと言えましょう。
同時にこのような境地に達した人は、ある意味では、職責を通して体得した人とも言えるでしょう。【117】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
とくに人にものを教える人は読むべき章でしょうね。
自分の教え子の中からふるい立つ人間が出てくるくることを願っているのでしょうね。
自分の仕事の意義をどう捉えるかということを教えることは大切なことだと思います。
ただ時間を過ごすのには人生は短いような気がします。
ドラマチックに生きなければいけません。
目指すべきものを再度見極めます。
関連コンテンツ
仕事の処理は修養の中心 仕事の処理いかんに、その人の人間としての偉さのほどが、伺えるとさえいえるほどであります。 実際われわれは、平生うっかりとしていると、仕事の処理などということに、修養上の一つの大…
宗教・哲学の役割 自分の情熱を深めていくには、一体どうしたらよういかというに、それはやはり偉人の伝記を読むとか、あるいは優れた芸術品に接することが、大きな力になることでしょう。そしてそれを浄化するには…
おめでたさを削りとる われわれは苦労することによって、自分のおめでたさを削りとってもらうんです。現実の世界は決してお目出たくはないのです。【271】 実際自分の行動を鑑みてみるとおめでたさが非常に目立…
「しつけの三原則」 一、朝、必ず親に挨拶する子にすること 一、親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること 一、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にするこ…
人間をつくるもの 人間の精神的弾力というものは、書物と取り組む力によって鍛えられるというものです。また人間のたしなみというものは、言葉を慎むところから始まるものです。【203】 #修身教授録一日一言…