大欲の立場にたつ
Release: 2022/08/29 Update: 2022/08/29
大欲の立場にたつ
人間が真に欲を捨てるということは、実は自己を打ち越えた大欲の立場にたつということです。すなわち自分の一身の欲を満足させるのではなくて、天下の人々の欲を思いやり、できることなら、その人々の欲を満たしてやろうということであります。【85】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
欲というものの代表が、食欲、性欲、睡眠欲の三大欲求ですがこの生命に関わる欲求を抑えるというのはたしかに並み大抵ではありませんね。
もう少しという部分を意欲的、意識的に抑えるということを実践し続けるしかないのでしょうね。
普段の生活への感謝の力を高めないと、どうにもあたり前から人のせいにしがちな思考に移りますね。
言葉ではわかった風に言っていますが実際にはまったく欲に勝てたこともありませんね。
あと少し食べたい、あと少し寝たい。
こういうものを抑えない、何も改善しないような気もします。
せっかちに動いてみます。
関連コンテンツ
義務の読書は意味がない 書物というものは、義務意識で読んだんでは駄目です。義務意識や、見せびらかし根性で読みますと、その本の三分の一はおろか、五分の一の意味も分からないでしまいます。【137】 #修身…
人生の首尾を押さえる 今「人生を正味三十年」と考えるとなると、それはいわば人生という大魚を、頭と尾で押さえるようなものです。魚を捕らえるにも、頭と尾を押さえるのが、一番確かな捕え方であるように、人生も…
人生二度なし 諸君!この人生は二度とないのです。いかに泣いてもわめいても、そのわれわれの肉体が一たび壊滅したならば、二度とこれを取り返すことはできないのです。したがってこの肉体の生きている間に、不滅な…
無量の鉱石を掘り起こす お互い人間として最も大切なことは、単に梯子段を一段でも上に登るということにあるのではなくて、そのどこか一カ所に踏みとどまって、己が力の限りハンマーをふるって、現実の人生そのもの…
死に際は修養の結晶 人間も死に際が悪いと、その人の一生を台なしにしますが、しかし死に際のいかんは、その人の生涯を貫く心の修養の結晶であり、その結実と言ってよいでしょう。それ故お互い人間は、平素から常に…