薫風|6月1日のことです。
薫風
郊外に出てみると、もうすっかり新緑だ、初夏だ。世はまっくら闇であるが、自然の、何という美しさだろう。何百年、何千年前の、そのままの草・木・鳥の声、人がどう変わろうと、少しも変わらぬ、動かぬ、昔のままの初夏のさみどり。我が森には今、若葉楓のそよぎの下かげに、山吹がさいている。かぼちゃの苗ものびた。ないものをたべようとするから、書がかけぬ。あるものをたべる、そこに食べ物は無限である。
この心で、ゆうゆうと筆をとろう。毎日毎日、明日も明後日も・・・・。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、6月1日の言葉です。
趣味として短歌や俳句を行なうという感覚が私にはありませんが、書や詩を書くような人は感性が磨かれるのでしょうね。
景色を見てきれいだと思う感覚はだれしもがあると思います。
それをどう表現するか。
今はそういうものを写真で残せたりブログなどで残せますが磨くという部分では詩などを作るというのもいいかもしれませんね。
今日の武士道的一日一言にも
明治天皇御製
人皆のえらぶが上に選びたる
玉にきずある世なりけり
いぶせしと思ふ中にも選びなば
薬とならん草もこそあれ
じっと読んで情景を思い浮かべてみるのもいいかもしれません。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。