衆(しゅう)樹(じゅ)の動くは、来たるなり。衆草の障り多きは、疑わしむるなり。(行軍)|4月24日
Release: 2020/04/24 Update: 2020/04/24
衆(しゅう)樹(じゅ)の動くは、来たるなり。衆草の障り多きは、疑わしむるなり。(行軍)
衆樹動者、来也。衆草多障者、疑也。
「木々がゆれ動いているのは、敵がやって来る証拠である。
草むらに仕掛けがあるのは、こちらの動きを牽制しようとしているのである」
樹木がゆれ動くのは、輜重車などが通るために木を伐って道を切り開いたり、あるいは、大部隊が動くのでその地響きのために樹木がゆれるからである。
草むらに仕掛けがあると、いかにも伏兵がいるようにみえて、攻める方が二の足をふむ。
4月24日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
具体的なことです。
少人数で動くわけではありませんから何かしら変化があるのは当然です。
孫子のこういう言葉から何を感じて生かすのか。
実生活やビジネスなどに。
今日も一日がんばります。
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