将吾が計を聴きてこれを用(もち)うれば必ず勝たん。これに留まらん。(始計)|1月5日
Release: 2020/01/05 Update: 2020/01/18
将吾が計を聴きてこれを用(もち)うれば必ず勝たん。これに留まらん。(始計)
将聴吾計用之必勝。留之。(将不聴吾計用之必敗。去之。)
「将軍がもしわたしの計りごとを聞き入れて用いれば必ず勝つでしょう。それなら、わたしはこの国に留まりましょう。(逆にわたしの計りごとを聞き入れずに勝手に戦えば必ず負けましょう。それなら、わたしはこの国に留まるつもりはありません)」
かっこ内は、将吾が計を聴かずしてこれを用うれば必ず敗れん。これを去らん。と訓ずる。
ここの”将”とは呉王闔慮(ごおうこうりょ)のこと。留まったり去ったりする国とは呉のことである。
1月5日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
利を見て進まざるは、労るるなり。(行軍) 見利而不進者、労也。 「有利なものを見つけても、それを得ようと進んで来ないのは、敵が疲労しきっている証拠である」『孫子』の火攻篇に”利を非ざれば動かず”という…
衢地(くち)には則ち交じりを合わす。(九地) 衢地則合交。 「衢地にあっては、外交交渉に力を入れ、他国と友好を結ぶべきである」”衢地”とは、交通の要衝で、各国の勢力が浸透し合っている地域である。このよ…
兵法は、一日に曰く度、二に曰く量、三に曰く数、四に曰く称、五に曰く勝。(軍形) 兵法、一日度、二日量、三日數、四日稱、五日勝。(地生度,度生量,量生数,数生称,称生勝。) 「兵法には次の五つの要素があ…
能く士卒の耳目を愚して、これをして知ること無からしむ。(九地) 能愚士卒之耳目、使之無知。(易其事、革其謀、使人無職。易其居、迂其途、使人不得慮。) 「兵士たちが判断に誤るようにさせ、将軍のなすことを…
馬を殺して肉食するは、軍の糧無きなり。(行軍) 殺馬肉食者、軍無糧也。 「軍馬を殺して食べているのは、兵糧が底をついている証拠である」大切な軍馬まで殺して兵士が食べているとは、遂に食べるものがなく、よ…