謙遜は自己の確立から
Release: 2022/09/20 Update: 2022/09/20
謙遜は自己の確立から
人は真に謙遜ならんがためには、何よりもまず自己というものが確立している事が大切だと言えましょう。すなわち相手が目下であるからとて調子に乗らず、また相手が目上になればとて、常に相手との正しい身分関係において、まさにあるべきように、わが身を処するということです。【206】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
謙遜という徳目を深く考えると実に簡単ではないことがわかります。
言葉というものをもっと深く理解すべきなのかもしれません。
ひとつ一つの言葉には深い意味があるものです。
自己の確立という言葉も実際には簡単に語れるものではありませんね。
実際いくつかになったら自己が確立しましたと言えるのでしょうか。
生涯言える気もしない訳です。
それこそが謙遜のような気もします。
関連コンテンツ
仕事に取り組む方法論としては、①仕事の大小、軽量をよく認識し、仕事の手順をまちがえないこと、とりわけ小事を軽んじないことが大切でありましょう。②できるだけ迅速にして、しかも正確を期するよう努めること。…
八のことに十の力で当たる かくして真面目ということは、いわゆる無力な人間のお目出たさではなくて、最も男性的本格的な全力生活だということが分かりましょう。したがってこれを実行上の工夫から申せば、八つのこ…
常に志とともにあれ いやしくも、ひとたび真の志が立つならば、それは事あるごとに、常にわが念頭に現れて、直接間接に、自分の一挙一足に至るまで、支配するところまでいかねばならぬと思うのです。【296】 #…
生命の波紋 人間は、いかに低い地位にあっても事実をもって一貫すれば、死後にもなおその周囲に、生命の波紋を描き得るこおとが明らかであります。【250】 #修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常…
生き甲斐のある人生 いやしくも人間と生まれて、多少とも生き甲斐のあるような人生を送るには、自分が天からうけた力の一切を出し尽くして、たとえささやかなりとも、国家社会のために貢献するところがなくてはなら…