賢者位に在り|2月16日のことです。
Release: 2019/02/16 Update: 2019/02/16
賢者位に在り
賢者位に在り、能者職に在り、国家閑暇あり。是の時に及んで其の政刑を明らかにせば、大国と雖も必ず之れを畏れん。(公孫丑上四章)
けんじゃくらいにあり、のうしゃしょくにあり、こっかかんかにあり。このときにおよんでそのせいけいをあきらかにせば、たいこくといえどもかならずこれをおそれん。(こうそんいかみよんしょう)
【訳】
賢者が重要な地位におり、才能のある者が担当の役職についていれば、国家は平穏でゆとりがあるようになる。この時期をとらえて政治・刑罰を公明正大にすれば、(自国が小国であっても)必ずどんな大国からも畏敬されるようになるであろう。
2月16日、孟子一日一言の言葉です。
問題発言ばかりする政治家がいるようでは問題ですよね。
悪い人ではないではないと言われていますがちょっと問題がありますね。
今は賢者も能者もいないようにも感じます。
小国の日本が尊敬されるには能者が問題なのかもしれませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
歯に如くはなし 郷党は歯に如くはなし。(公孫丑下二章) きょうとうはしにしくはなし。(こうそんちゅうげにしょう) 【訳】 世間では重ねた年齢が最も尊ばれる。 〇松陰は、「孟子」の「三尊(爵位・年齢・道…
親を親しみて 親を親しみて民を仁し、民を仁して物を愛す。(尽心上四十五章) 【訳】 まず親族に心から親しみ、その心を推し広げて人民に仁をほどこし、人民に仁ををほどこした後、物を愛するのが正しいあり方で…
其の道を知らざる者衆きなり 之を行ひて、著ならず、習ひて察ならず、終身之に由れども、其の道を知らざる者衆きなり。(尽心上五章) これをおこないいて、あきらかならず、ならいてつまびらかならず、しゅうしん…
三有礼 故ありて去るときは則ち君人をして之れを導きて彊を出でしめ、又其の往く所に先だたしむ。去りて三年返らずして、然る後に其の田里を収む。此れを之れ三有礼と謂ふ。(離婁下三章) ゆえありてさるときはす…
非礼の礼、非義の義 非礼の礼、非義の義は、大人は為さず。(離婁下六章) ひれいのれい、ひぎのぎは、たいじんをなさず。(りろうしもろくしょう) 【訳】 形式的には礼に似ているが、実際には、礼に合わない礼…