未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり|3月24日のことです。
吾れ夏を用って夷を変ぜる者を聞けるも、未だ夷を変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上第四章)
われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいをへんぜらるるものをきかざるなり。(とうぶんこうかみよんしょう)
【訳】
私は中国の教えで未開な蛮族に風俗をかえさせたという話を聞いたことがあるが、その反対に、中国の教えが未開な蛮族の風俗によってかえさせられたという話は聞いたことがない。
〇松陰は、「夏夷の弁、自国と外国との区別は君子が慎重に思い致すべきことである」として、孟子の言を絶讃し、「これは我が国においても重要であり、深く考察すべきであると」記している。
孟子一日一言、3月24日の今日の言葉です。
未開な蛮族という言葉はちょっと今はナンセンスな感じがしますがどうでしょうか。
ただ今も日本の心の根本的なものは変わっていないと信じたいです。
戦後70年以上たって今の時代にあった考え方になっていると思いますが根本の底力はあると信じたいです。
欧米的な考え方と東洋的な考え方の良いところをバランスよく吸収していければいいですね。
今日も一日がんばります。