遠形は、勢い均(ひと)しければ以て戦いを挑み難し、戦わばすなわち利あらず。(地形)|5月25日
Release: 2020/05/25 Update: 2020/05/25
遠形は、勢い均(ひと)しければ以て戦いを挑み難し、戦わばすなわち利あらず。(地形)
遠形者、勢均難以挑戦。戦而不利。
「遠い地形では、もし両軍の精力が均衡している場合にははるばる出て行って、戦いを挑みにくい。戦っては不利になる」
①両軍が遠く離れて陣を布いていること
②本国から遠く離れた所
伝統的には前者の解釈が多いが、どっちにせよ、敵と味方の両軍が、バランス、オブ、パワーを保っているときには、挑戦する方が損である。
5月25日、孫子・呉子一日一言(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
離れている敵とは戦うなということですね。
様々なことをが複合的にからむ。
それを状況でしっかりと分析しパターン化するのが大事。
だいたいにして過去の出来事とを照らし合わせてみて分析したことはありませんね。
まだまだ危機感が足りない。
先が見えないといって何もしなのが一番まずい気がしますね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
由りて入る所の者隘(せま)く、従(よ)りて帰る所の者迂にして、(九地) 所由入者隘、所従帰者迂、(彼慕可以撃吾之衆者、為囲地。) 「入る道は狭く、引き上げるには遠回りしなければならない、(だから、敵の…
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。(始計) 兵者国之大事、死生之地、存亡之道。不可不察也。(故経之五事、校之以計、而索阻其情。) 「戦争は国家の大事で、国民の生死、国家の存…
故に其の戦い勝ちて忒(たが)わず。忒わずとは、其の措く所、必ず勝つ。已に敗るる者に勝つなり。(軍形) 故其戦勝不忒。不忒者、其所措必勝。 勝已敗者也。 「それゆえ、その戦いぶりは勝利にまちがいない。ま…
旌旗の動くは、乱るるなり。(行軍) 旌旗動者、乱也。 「旗や指物がやたら動いているのは、将兵に動揺が起っていて、軍の内部が乱れている証拠である」旗や幟はなにかの目的があって動かされる。したがって、みだ…
此れを知りて戦いを用うる者は必ず勝つ。此れを知らずして戦いを用うる者は必ず敗る。(地形) 知此而用戦者必勝。不知此而戦者必敗。 「これ(前日のべたこと)を知ったうえで戦う者は必ず勝ち、これを知らずに戦…