陰の構え|9月28日のことです。
Release: 2018/09/28 Update: 2018/09/28
陰の構え
弓道の極意は、的を狙って矢を中てるのではない。的と矢とが一つに合して、自らからにして中たる。矢の連続が的である。射放つのではなくて、的が弦をうながして、その力で矢を引きつけるのである。
的を、対立の目標とするのではない。敵として立ち向かうのではない。敵味方超越して、不二の逍遥するのである。この時、対者の一切は、すでに我である。陰の構えは、一切をそのまま受け容れる。がんばるのでも、構えるのでもない。ただ、やるのである。その時、すべては、心のままに、成る、生まれる、変わる。
9月28日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
対立するのではなく合致していく。
確かにそうかもと思いますね。
そういう気持ちになった時に良いものが世の中に生まれてくるのだろうと思います。
自分の出来ないが他人に向く。
それではいい仕事はできませんね。
ただただやり続けることです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
一歩外の出る 君は、服がないという、住宅が狭苦しいとこぼす。 なるほど、君の肉体は破れ服に包まれ、見すぼらしい家に暮らしているのであろう。 それはまちがいないことだ。 しかし心は、いつまでも破れ服の中…
春をたずねて、家を出た。青い鳥を慕って、故郷を後にした。気がついてみると、匂う春は庭前一輪の梅花にあった。恋い慕うた鳥は、軒端に戻っていた。香気に満ちた仙境は、わが家であった。 見かけの上では、誇と、…
世にただ働きはない 世にただ働きはない。人も気づかぬかげで働いても、それは消え去るものではない。金銭・物質は出せば無くなると考えるのも、錯覚である。喜んで出したものは、必ず何倍かになって帰って来る。…
これまで不自由は、時のせい、所のせい、人のせい、環境のせいと考えた。しかし、そうではなかった。 これで厳寒の候に、寒さにちぢみ上がるのは、さもしい心の人間共だけである。この時、動物の多くは、しずかに冬…
愛和が進歩を生む 愛和の真心からした事でなければ、よい結果は生まれない。涙のムチによらないければ、人を改めさすことはできない。 そしてまことの愛和の人は、己の何物にもみをつけず、何の私欲をもたず、ただ…