齢を尊ぶ
齢を尊ぶ
松陰先生は、人間にして爵の尊さを知って得の尊さを知らないものは、その愚かなことはいうまでもないが、しかし徳の尊さを知って齢の尊ぶべきを知らないものは、未だ真の人物とは言いがたいということを、その「講孟余話」の中で申しておられます。【479】
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昨日、Evernoteを整理しようと思い立ったら、この修身教授録も一年になる感じでした。
一回りしたからといって何もかわりませんがまぁ現代版論語といっても過言ではありませんね。
教育と礼というところですが、この敬というのは実に深いものですね。
茶碗に水を入れるたとえ話に妙に納得してしまいますよ。
伏さっている器にどんなに水を注ごうがいっこうに水は溜まらない。
ひっくり返すとどうかということですが水は溜まるわけです。
これが批評的態度の良くない点だというわけです。
敬う心というのはこの自分の態度を転換させること、だから敬う相手(師匠)をもつことが大事。
求めねばならぬわけです。
生涯において師をもつことは敬の態度が変わるわけですから実に重要です。
この、批評的態度は私の根本に根強くある大いなる問題の一つです。
敬が足りないのです。