14 偉大な実践家 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
Release: 2025/03/23 Update: 2025/03/23
世間ではいわゆる篤農家とか、精農と言われるほどの人物は、ほとんど例外なく、非常な読書家だということです。これは二宮尊徳翁のごときは言うまでもありませんが、近くは明治の尊徳とも言われた、秋田の老農石川理紀之助翁のごときも、忙しい農家の暇をぬすんで、実に豊富な読書をされた人であります。否、石川理紀之助翁のごときは、ひとり大なる読書家というのみでなく、いろいろの著述までもしていられるのであります。翁の起床は、大抵午前一時、二時であって、それから夜明けまでの数時間を、翁は読書と著述に専念せられたということです。
修身教授録
石川理紀之助翁のことをあまりよく知りません。
調べてみると偉大な方です。
「寝て居て人を起こす事勿(なか)れ」など数々の名言を残している方でした。
知らないことを知ってそれをいつでも脳みその引き出しから出して使えるようになりたいものです。
記憶にどう残すかが課題ですね。
偉人となるような人は生きているうちから偉人だと思うのでいかにそのような人に近づき学ぶかが大切なのでしょうね。
関連コンテンツ
石川理紀之助と二宮尊徳 石川理紀之助翁のごときは、ひとり大なる読書家というのみでなく、いろいろの著述までもしいられるのであります。翁の起床は、大抵午前一時、二時であって、それから夜明けまでの数時間を、…
人生を深く生きるということは、自分の悩みや苦しみの意味を深く噛みしめることによって、かような苦しみは、必ずしも自分一人だけのものではなくて、多くの人々が、ひとしく悩み苦しみつつあるのだ、ということが…
読書は、いわば鉄砲で的をねらううようなものです。しかしいかにねらいを定めても、引き金を引かない限り、一向恐ろしくないでしょう。引き金を引くとは、実行ということです。そこでどんな本を読んでも、実行の心が…
実際各自がその顔の独自な点においては、天下に同じ人間は二人とはないはずで、その意味からはお互いに、何人も日本においてはそれぞれ唯一人者たるわけであります。否、ひとり日本において唯一人者のみならず、実に…
単に教科の内容を教えるだけでも、実に容易ならざる準備と研究とを要するわけですが、さらに眼を転じて、教育の眼目である相手の魂に火をつけて、その全人格を導くということになれば、私達は教師の道が、実に果てし…