2018年10月の記事

苦難は幸福の門|10月25日のことです。

丸山敏雄 2018/10/25公開

苦難は幸福の門 人が恐れきらっているのは苦難である。昔の人達は苦難(くるしみ)は悪魔の仕わざだと見て、忌みきらった。しかし今や、苦難は、生活の不自然さ、心のゆがみ映った危険信号であり、ここに幸福に入る ・・・

今こそ無二の時|10月25日のことです。

丸山敏雄 2018/10/25公開

今こそ無二の時 人の自覚の第一歩は、今いる所をもっとも良いところだとし、今の時間をもっともよい無二の時だというところに始まる。 人生は一本勝負である。やりなおしが出来ぬ。 今をきらい、おそれる者は、人 ・・・

君子に三楽あり|10月25日のことです。

孟子 2018/10/25公開

君子に三楽あり 父母倶に存し、兄弟(事)故なきは位置の楽しみなり。仰いで天に愧ぢず、俯してひとに怍ぢざるは、二の楽しみなり。天下の英才を得て之れを教育するは、三の楽しみなり。君子に三楽あり。(尽心上二 ・・・

大人なる者あり|10月24日のことです。

孟子 2018/10/25公開

大人なる者あり 大人なり者あり。己れを正しうして物正しき者なり。(尽心上十九章) たいじんなるものあり。おのれをただしうしてものただしきものなり。(じんしんかみじゅうきゅうしょう) 【訳】 大人物とい ・・・

故に達す|10月23日のことです。

孟子 2018/10/24公開

故に達す 人の徳慧術知ある者は恒に疢疾に存す。独り孤臣孽子は其の心を操るや危ふく、其の患を慮るや深し、故に達す。(尽心上十八章) ひとのとくけいじゅつちあるものはつねにちんしつにそんす。ひとりこしんげ ・・・

涙のむこうに|10月23日のことです。

丸山敏雄 2018/10/24公開

涙のむこうに 涙、これは怒るために出すものではない。怒れば毒素と変じて、己の肉体をはばみ、他人を害する。 ただ己の罪悪を深く感じて、私情私恨のすべてを消しつくし、涙に明け暮れるわび、ざんげ・・・。 こ ・・・

我が師を尊ぶ|10月22日のことです。

丸山敏雄 2018/10/24公開

我が師を尊ぶ いやしくも人の師と選ばれた人々は、一芸一能において、また学識経験において、その弟子を教導するに、すぐれた境地と信念をもっていない者は無い。 或いは一世に抜きん出て衆望をおおい、或いは巷に ・・・

人は裸で生まれた|10月21日のことです。

丸山敏雄 2018/10/21公開

人は裸で生まれた 経済がだめになったのも、よかろう。物は出来もするが、なくなりもする。もうけがあれば、損もする。 貧乏国になったなら、働き直せばよい。人ははだかで生まれた。 人口の多すぎることをなげく ・・・

江河を決するが如く|10月21日のことです。

孟子 2018/10/21公開

江河を決するが如く 其の一善言を聞き一善行を見るに及んでは、江河を決するが如く、沛然として之れを能く禦ぐことなきなり。(尽心上十六章) そのいちぜんげんをききいちぜんこうをみるにおよんでは、こうがをけ ・・・