これを策(はか)りて得失の計を知り、これを作(おこ)して動静の理を知り、これを形して死生の地を知り、(虚実)|3月11日
これを策(はか)りて得失の計を知り、これを作(おこ)して動静の理を知り、これを形して死生の地を知り、 策之而知得失之計、 作之而知動静之理、 形之而知死生之地、.(角之而知有余不足之処。) 「戦闘にさ ・・・
これを策(はか)りて得失の計を知り、これを作(おこ)して動静の理を知り、これを形して死生の地を知り、 策之而知得失之計、 作之而知動静之理、 形之而知死生之地、.(角之而知有余不足之処。) 「戦闘にさ ・・・
況(いわ)んや遠き者は数十里、近き者は数理なるをや。吾を以てこれを度(はか)るに。 況遠者数十里、近者数理乎。以吾度之、(越人之兵雖多、亦奚益於勝敗哉。故曰、勝可爲也。敵雖衆、可使無鬭。) 「まして遠 ・・・
戦いの地を知り、戦いの日を知れば、則ち千里にして会戦すべし。戦いの地を知らず、(虚実) 知戦之地、知戦之日、則可千里而会戦。不知戦地、(不知戦日、則左不能救右、右不能救左、前不能救後、後不能救前。) ・・・
前に備うれば則ち後寡く、後ろに備うれば則ち前寡く、左に備うれば則ち右寡く、(虚実) 備前則後寡、備後則前寡、備左則右寡、(備右則左寡、無所不備、則無所不寡。寡者備人者也、衆者使人備己者也。) 「前に備 ・・・
吾が与(とも)に戦う所の地は知るべからず。知るべからざれば、則ち敵の備うる所の者多し。(虚実) 吾所与戦之地不可知、不可知、則敵所備者多(敵所備者多、則吾所与戦者寡矣。) 「わが軍と戦う場所を敵は予知 ・・・
人に形せしめて我に形無ければ、則ち我は専(もっぱ)らにして敵は分かる。我専(もっぱ)らにして一に為り、(虚実) 故形人而我無形、則我專而敵分。 我專爲一、(敵分爲十、是以十攻其一也。 則我衆敵寡、能以 ・・・
我戦いを欲せざれば、地に画(えが)きてこれを守るも、敵、我と戦うことを得ざるは、(虚実) 我不欲戦、画地而守之、敵不得与我戦者、(乖其所之也。) 「前の例とは反対に、こちらが戦いたくないと思ったら、た ・・・
我戦わんと欲すれば、敵、塁を高くし溝を深くすと雖も、我と戦わざるを得ざるは、(虚実) 我欲戦、敵雖高塁深溝、不得不与我戦者、(攻其所必救也。) 「わが軍が戦いたいと思えば、たとえ敵が砦の壁を高く積み重 ・・・
進みて禦(ふせ)ぐべからざるは、其の虚を衝けばなり。退きて追うべからざるは、(虚実) 進而不可禦者、衝其虚也、退而不可追者(速而不可及也。) 「進撃して行って敵がそれを防ぎきれないのは、敵の虚をつくか ・・・
善く攻むる者は、敵其の守る所を知らず。善く守る者は、敵其の攻むる所を知らず。(虚実) 故善攻者,敵不知其所守;善守者,敵不知其所攻。(微乎微乎、至於無形、神乎神乎、至於無声、故能為敵之司命。) 「攻撃 ・・・