89 真の面目 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
今この真面目という字を、真という字の次に、「の」の字を一つ加えてみたらどんなものでしょう。そうしますと、言うまでもなく「真の面目」と読まねばならぬことになります。ところがこうなると、一つの新たなる展 ・・・
今この真面目という字を、真という字の次に、「の」の字を一つ加えてみたらどんなものでしょう。そうしますと、言うまでもなく「真の面目」と読まねばならぬことになります。ところがこうなると、一つの新たなる展 ・・・
学校の成績というものは世間でふつうに考えているように、必ずしもその人の素質を確実に窺い得るものとは思いません 。それよりむしろ、その人の素質と努力の相乗積を示すと考えた方がよかろうと思うのです。同時 ・・・
もし諸君らにして、真の意義ある人生を送ろうとするなら、人並みの生き方をしているだけではいけないでしょう。 それには、少なくとも人の一倍半は働いて、しかも報酬は、普通の人の二割減くらいでも満足しよう ・・・
人生というものは、実に妙味津々たるものです。何が面白いといっても、人生ほど面白いものはないでしょう。どの小説が面白いといっても、人生そのものの面白さからいえば、結局はその一断面にすぎないわけです。 ・・・
ところで人間は、この「暑い」「寒い」と言わなくなったら、そしてそれを貫いて行ったとしたら、やがては順逆を越える境地にも至ると言ってよいでしょう。ここに私が順逆というのは、ていねいに言えば「順境逆境」 ・・・
この「世の中は正直」ということは、この間お話した「最善観」の立場、すなわち「わが身に降りかかってくる一切の出来事は、自分にとっては絶対必然であると共に、また実に絶対最善である」という信念と共に、実は ・・・
人間は、道すなわち教えというものに出合わないことには、容易に自分を反省するようにはならないものです。しかしながら、人間が深く自己の姿を顧みるには、どうしても人生の現実に突き当たらねばならぬわけです。 ・・・
元来この言葉は、ライプニッツという哲学者のとなえた説であって、つまり神はこの世界を最善につくり給うたということです。 したがってこの世における色々のよからぬこと、また思わしからざることも、畢竟するに ・・・
諸君は「百日の説法屁一つ」という諺を知っているでしょうが、人生ことみなしかりです。いかにその人がよく勤めたとしても、最後の退き際がまずかったとしたら、畢竟その人の全教師生活は傷つくことになります。烏 ・・・
東洋美術の権威の金原省吾さんが、いつか私に言われたことが、「教師というもにも大体三段階がある。在校中からすでに生徒の信頼のない教師、これは下の教師である。次は学校にいる間は生徒の信用する教師、これは ・・・