天分の発揮 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
われわれは、一体何のために学問修養をすることが必要かというに、結局は「人となる道」、すなわち人間になる道を明らかにするた ・・・
われわれは、一体何のために学問修養をすることが必要かというに、結局は「人となる道」、すなわち人間になる道を明らかにするた ・・・
ここで孔子が「吾十有五にして学に志す」と言われたこの「学」というのは、普通にいわゆる勉強を始めたとか、ないしは書物を教わ ・・・
志学という言葉は、諸君らもすでにご存じのように、論語の中にある言葉です。すなわち「吾れ十有五にして学に志す」とあって、孔 ・・・
今人間の活動を大体六十歳頃までと考えますと、そのうちに十歳までは志を立てる時代といってよく、すなわち将来国家社会のために ・・・
今かりに人生を山登りに喩えますと、四十歳はちょうど山の頂のようなもので、山の頂に立って見ますと、わが来し方も、初めてしみ ・・・
単に教科の内容を教えるだけでも、実に容易ならざる準備と研究とを要するわけですが、さらに眼を転じて、教育の眼目である相手の ・・・
私もまた諸君らと共に、生を教育に求めつつある一人であります。すなわちこの二度とない人生において、自己の魂の道を、教育とい ・・・
教育が、民族の運命に対していかなる意味を持つかという問題については、今さら喋々するまでもなく明らかなことであり、また、諸 ・・・
われわれは、生をこの国土にうけたことを、非常に幸せと言うべきにもかかわらず、われわれはその日々の生活においては、とかくこ ・・・
自分がこの世の中へ人間として生まれて来たことに対して、何ら感謝の念がないということは、つまり自らの生活に対する真剣さが薄 ・・・
大よそわが身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けするということが、われわれにとっては最善の人生態度と ・・・
神様に会計を任せる ある田舎に疎開したまま、遠く南方に出ていた夫は亡くなり―その代わりに、夫の生前にその人格に打たれた人 ・・・
正々の旗を邀(むか)うること無かれ。堂々の陣を撃つこと勿(な)れ。此れ変を治る者なり。(軍争) 無邀正正之旗,勿擊堂堂之 ・・・
人ー求むることを知る 人、雞犬の放るるあれば則ち之れを求むることを知る。(告子上十一章) ひと、けいけんのはなたるるあれ ・・・
故に敵を殺すのは怒(ど)なり。敵の利を取るは貨なり。故に車戦に車十乗已上(くるまじゅうじょういじょう)を得れば、(作戦) ・・・
死地には吾将にこれを示すに活きざるを以てせんとす。(九地) 死地吾将示之以不活。 「死地においては、わたしは、戦う以外に ・・・