31 慎独について 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた

古来独りを慎むということが大切とされていますが、慎独とは、ある意味では、この性欲を慎むところに、その最下の基盤があると言ってもよいでしょう。この問題はことがらの性質上、どうも正面から話を聞くという機会は、ほとんど絶無と言ってもよいでしょう。また古今の修養書などにしましても、この問題を正面から、しかも深い立場から解き明かしたものは、有名な貝原益軒の「養生訓」を外しては、ほとんど絶無と言ってよいでしょう。これここに私が、とくにこの問題に関して、諸君にお話し申すことにしたしだいです。修身教授録
この章は全体を読むことがおすすめですね。非常にデリケートな問題ですが重要な問題の一つだと思います。
生命の欲求ですから、これをいかに自分の力に変える努力をするかが重要なんでしょうね。
この生命の欲求がみなぎってよいパフォーマンスが発揮できる。
しかし、当事者がそれを理解するのは学校以外難しいかもしれませんね。
そうなっくると思春期は何か没頭できることをつくると良い気がします。
部活動でもアルバイトでも意識できたらいいんですがね。
本日の森信三一日一語です。
自己と縁なき著名人の書を読むより、縁のある同志の手刷りのプリントを読む方が、どれほど生きた勉強になるか分からぬ。これ前者は円周上の無数の一点に過ぎないが、後者は直接わが円心に近い人々だからである。
遠くの人の本より近くの人のものの方が勉強になるということなのでしょうね。
何を学び、誰と学ぶのかとうことが大切になってくるのでしょうね。
本日の伝記です。
松下 幸之助 (まつした こうのすけ)
「貧困をなくす」使命感 【経営者として松下幸之助ほど、多くの影響を与えた人物を他にはいない。極貧の家庭から一代で巨大企業を立ち上げたというサクセス・ストーリーのゆえばかりではなく、彼の経営哲学のゆえである。また戦後の経営再建のきっかけとなったのは、敵国アメリカに渡り、そこから謙虚に学んだからである】
経営の神様は、人生育成の天才ですよね。
宗教団体を見て経営のヒントを得たとありました。
強い使命感を社員さんにもってもらうためには何が必要か知ってしまったんでしょうね。
土光 敏夫 (どこう としお)
清廉潔白を貫いた改革請負人 【世界も、日本も未曾有の危機に瀕している。しかし、危機自体が危機なのではなく、危機に際して、リーダーがいないことが、本当の危機なのである。そういう意味では、現在の日本は本当の危機なのかもしれない。土光敏夫のようなリーダーの登場が、今こそ願われている】
自分の生活は質素そのものであったとありました。
リーダーの率先垂範が社風の改善になっていったのでしょうね。
大企業を立て直し、国までも立て直す。
実にすごい人だと感じました。
本日はここまでです。
ありがとうございました。
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