斎戒沐浴すれば|6月8日のことです。
Release: 2018/06/08 Update: 2018/06/08
斎戒沐浴すれば
西子も不潔を蒙らば、則ち皆鼻を掩ひて之れを過ぎん。悪人ありと雖も、斎戒沐浴すれば、則ち以て上帝を祀るべし。(離婁下二十五章)
せいしもふけつをこうむらば、すなわちみなおおいてこれをすぎん。あくにんありといえども、さいかいもくよくすれば、すなわちもってじょうていをまつるべし。(りろうしもにじゅうさんしょう)
【訳】
あの美人で有名な西施(西子)でも、不潔なものを頭から浴びていれば、誰しも鼻をつまんで側を通り過ぎるであろう。どんな容貌の醜い人でも、自ら斎戒沐浴して心身を清めて、まごころを磨いたならば、天の神様でさえ、その人のお祀りを快くお受け下さるであろう。
〇松陰は、「武士が貴ぶできは徳・行動であって、才学ではない」と記している。
6月8日、孟子一日一言です。
整理、整頓、清潔という3Sを思いだします。
これはいろいろな場面で言えることかもしれません。
外見だけ立派な家でも家の中はゴミ屋敷とか、上着はきれいだけども靴が汚いとか。
人も同じなんでしょうね。
どんなに正論を口で言ってもゴミひとつ拾わない人間はいやですね。
しっかりとまず3Sを実行しようと思います。
口だけ男で整理、整頓が苦手です(笑)
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
苟も王政を行はば四海の内皆首を挙げて之れを望み、以て君と為さんと欲す。齊・楚大なりと雖も何ぞ畏れん。(滕文公下五章) いやしくもおうせいをおこなわばしかいのうちみなこうべをあげてこれをのぞみ、もってき…
古の関・今の関 古の関を為るや、将に以て暴を禦がんとす。今の関を為るや、将に以て暴を為さんとす。(尽心下八章) いにしえのかんをつくるや、まさにもってぼうをふせがんとす。いまのかんをつくるや、まさにも…
天なり 吾れの魯侯に遇はざるは天なり。(梁恵王下十六章) われのろこうにあわざるはてんなり。(りょうのけいおうしもじゅうろくしょう) 【訳】 我が魯国の平王にお会いできないのは天命である。 〇松陰は、…
必ず規矩を以てす 羿の、人に射を教ふるには必ず彀に志す。学ぶ者も亦必ず彀に志す。大匠の人に教ふるには必ず規矩を以てす。学ぶ者も亦必ず規矩を以てす。(告子上第十九章) げいの、ひとにしゃをおしうるにはか…
五覇 五覇は諸侯を摟きて以て諸侯を伐つ者なり。(告子下七章) ごははしょこうをゆきてもってしょこうをうつものなり。(こくししもななしょう) 【訳】 五人の覇者は天子の命令を受けず、勝手に味方の諸侯を引…