父も得て子とせず|6月27日のことです。
Release: 2018/06/27 Update: 2018/06/27
父も得て子とせず
書に曰く、載を紙みて瞽瞍に見ゆ、虁々として斉栗す、瞽瞍も亦允とし若へりと。是れを父も得て子とせずと為す。(万章上四章)
しょにいわく、ことをつつしみてこそうにまみゆ、ききとしてせいりつす、こそうもまたまこととししたがえりと。これをちちもえてことせずとなす。(ばんしょうかみよんしょう)
【訳】
『書経』にいっている。「舜は子供としてのつとめよく果たし、父瞽瞍の前では、かしこまって恐れ慎んだ。それで、瞽瞍もそのまごこころに打たれ、心から信じるようになった」と。(瞽瞍が子供である舜の徳に感化されたことをさして)これを「父でもみやみに子として扱うことができない」というのである(決して瞽瞍を家臣として拝謁させたのではない)。
6月27日、今日の孟子一日一言です。
子供としての努めとは簡単ではありませんね。
どんなにそう思っても行動がともなっていなければどうしようもありません。
今は、元気働くことしかできません。
健康には十分気をつけて何かあってもすぐに対応できるようにだけしておこうと思うのでした。
こじれると、親子ほど大変なものはありませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
子は親の心の実演 子供は親そのままである。顔形から、身ぶりから、言語の言いぶりから、くせに到るまで・・。 だから子供の手が負えぬ、悪くて困るという時、その原因はことごとく両親にあると知って、自分を改め…
幼児教育において大事な点は、大事な話をーそれは主として民族における伝説的な物語がよいと思うがー幾度も幾度も、手を替え品を替えて倦ことなく、感動をこめて語って聞かせることであって、こうした母親の努力によ…
人のために尽くす 苦痛に出くわした時は、百八十度に方向をかえて、進んでゆけばよいのであるが、人は案外おろそかである。方向がちがっていることもわかりきっているのに、ずんずん深みに落ちて行く。道義も地にお…
約束は必ず守る だらしない人は、その人の周囲が、その人の心の通りにだらしなく動いていく。それで所々穴のあるままの網をうつごとく、またここかしこに石をぬいた石垣のように、その事業は、形は花やかに見えても…
一日読まざれば一日衰える 読書はわれわれ人間にとっては心の養分ですから、一日読書を廃したら、それだけ真の自己はへたばるものと思わねばなりません。肉体の食物はおろか、たとえ一食でもこれを欠いたら、ひもじ…