王、勃然として色を変ず|7月26日のことです。
王、勃然として色を変ず
王曰く、「貴戚の卿を謂ひ問ふ」。曰く、「君大過あれば則ち諫め、之を反覆して聴かざれば則ち位を易ふ」と。王、勃然として色を変ず。(万章下末章)
おういわく、「きせきのけいをこいとう」。いわく、「きみたいかあればすなわちいさめ、これをはんぷくしてきかざればすなわちくらいをかう」と。おう、ぼつぜんとしていろをへんず。(ばんしょうしもまつしょう)
【訳】
(齊の宣)王が言われた。「同性の大臣について尋ねたい」と。(孟子が)いわれた。「(王と同性の大臣は国家と運命をともにするものですから)君主に重大な過失があれば、お諫めします。しかし、いくら繰り返し繰り返しお諫めしても聞き入られなければ、やむなくその君主を廃し、一族の中から別の人物を君主とします」と。これを聞くや、王はさっと顔色を変えられた。
7月26日、孟子一日一言です。
孟子様はとても厳しい人ですね。
自分を貫く強さを感じます。
君主こそ自分に厳しくなければならない。そう感じます。
自分も君主ではありませんがすぐに人のせいにしてしまう自分がいますし人からの意見など素直に受け入れない自分のときもあります。
素直な自分が大切ですね。
今日も一日がんばります。