人不善あるなく水下らざることあるなし|7月29日のことです。
Release: 2018/07/29 Update: 2018/07/29
人不善あるなく水下らざることあるなし
人の性の善なるは、猶ほ水の下きに就くがごとし。人不善あるなく水下らざることあるなし。(告子上二章)
ひとのぜんなるは、なおみずのひくきにつくがごとし。ひとふぜんあるなくみずくだらざるごとあるなし。(こくしかみにしょう)
【訳】
人の本性が善であることは、ちょうど水が低い方へ流れるようなものである。だから、人間の本性には不善なものはなく、水も低い方へ流れて行かないものはない。
7月29日、孟子一日一言の言葉です。
人は生まれながらにして善。
これこそ性善説ということなのでしょうか。
自然の摂理のように人は善であるとうことですね。
善であるというのに環境によっては変わってしまうことがある。
でも自然なことですから当然そこに向かう。
明日も一日がんばります。
関連コンテンツ
善を為さば 苟も善を為さば、後世子孫必ず王者あらん。(梁恵王下十四章) いやしくもぜんをなさば、こうせいしそんかならずおうじゃあらん。(りょうのけいおうしもじゅうよんしょう) 【訳】 善政を行えば、後…
矜式する所あらしめんと欲す 中国にして孟子に室を授け、弟子を養ふに万鐘を以てし、諸大夫国人をして皆矜式する所あらしめんと欲す。(公孫丑下十章) みやこのもなかにしてもうしにしつをさずけ、でしをやしなう…
堯の時に当たて 堯の時に当りて天下猶ほ未だ平かならず。洪水横流し天下に氾濫す。(中略)五穀登らず、禽獣人に偪り、獣蹄鳥迹の道、中国に交はる。堯独り之れを憂へ、舜を挙げて治を敷かしむ。(滕文公上四章)…
道を以て身を殉ず 身を以て道に殉ず 天下道あれば道を以て身を殉ず。天下道なければ身をを以て道に殉ず。未だ道を以て人を殉ずる者を聞かざるなり。(尽心上四十二章) てんかみちあればみちをもってみをじゅんず…
人の患は、好んで人の師となるに在り 人の患は、好んで人の師となるに在り。(離婁上二十三章) ひとのうれいは、このんでひとのしとなるにあり。(りろうかみにじゅうさんしょう) 【訳】 人間の悪い癖は、とか…