無名の指屈して信びざるあり|8月24日のことです。
Release: 2018/08/26 Update: 2018/08/26
無名の指屈して信びざるあり
今、無名の指屈して信びざるあり。(告子上二十章)
【訳】
今、仮に、薬指が曲がってしまって、のびない人がいたとする。
8月24日、孟子一日一言の言葉です。
薬指が曲がって伸びない。
指の人に若かざるは則ち之れを悪むを知り、心の人に若かざるは則ち悪むに知らず。此れを之れ類を知らずと謂ふなり。
次の文がないとまったく理解できない文章ですがあまり使わない指でも曲がったらすぐに直そうとする。
たしかに戻したいと誰しもが思いますね。
なのになぜ心はというところですね。
たしかにということで。
次に続きます。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
三年の外 孔子没するや、三年の外、門人を治めて帰らんとす。(滕文公上四章) こうしぼっするや、さんねんののち、もんじんをおさめてかえらんとす。(とうのぶんこうかみよんしょう) 【訳】 孔子が亡くなられ…
賢者 賢者にして而る後に此れを楽しむ。不賢者は此れありと雖も楽しまざるなり(梁恵王上二章) けんじゃにしてしかるのちにこれをたのしむ。ふけんじゃはこれありといえどもたのしまざるなり。(りょうのけいおう…
命を立つる所以 殀壽貮はず、身を修めて以て之れを俟つは、命立つる所以なり。(じんしんかみしゅしょう) ようじゅたがわず、みをおさめてもってこれをまつは、めいをたつるゆえんなり。(じんしんかみしゅしょう…
未だ嘗て才あらずと為すもの 以て未だ嘗て才あらずと為すもの。(告子上八章) もっていまだかつてさいあらずとなすもの。(こくしかみはっしょう) 【訳】 (ある人が鳥や獣に近い生き方をしているのをみて)あ…
本心を失ふ 郷には身死するが為めにしてすら受けず、今は妻妾の奉の為にして之れを為す。(中略)是れ亦以て已むべからざるか。此れを之れ其の本心を失ふと謂う。(告子上十章) さきにはみしするがためにしてすら…