教誨するを屑しとせざることも|10月2日のことです。
Release: 2018/10/02 Update: 2018/10/02
教誨するを屑しとせざることも
教えも亦術多し。予れ之れを教誨するを屑しとせざることも、是れ亦之れを教誨するのみ。(告子下末章)
おしえもまたじゅつおおし。われこれをきょうかいするをいざぎよしとせざることも、これまたこれをきゅうかいするのみ。(こくししもまつしょう)
【訳】
教育の方法を色々ある。私が、これは教えるべきではないとして教えないということも、(相手に反省させるためであるから)これもまた立派な教育方法である。
10月2日、孟子一日一言の言葉です。
教えないことも教育。
そういうこともあるかもしれませんね。
しかし、時代によって変わるのが教育というもので今の場合は教えないことは伝わらないといこともあります。
使い分けが必要ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
誉・毀 慮らざるの誉あり、全きを求むるの毀あり。(離婁上二十一章) おもんばからざるのほまれあり、まったきをもとむるのそしりあり。(りろうかみにじゅいちしょう) 【訳】 全く思いもよらないことで褒めら…
天下の通義 心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人を治めらるる者は人を食ひ、人を治むる者は人に食はる。天下の通義なり。(滕文公上四章) こころをろうするものはひとをおさめ、ちからをろう…
我れに従へ① 巨室を為らば、則ち必ず工師をして大木を求めしめん。(中略)今此に璞玉あらんに、万鎰と雖も必ず玉人をして之れを彫琢せしめん。(梁恵王下九章) きょしつをつくらば、すなわちかならずこうしをし…
五十歩・百歩 「五十歩を以て百歩を笑はば則ち何如」。 「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是れも亦走るなり」。(梁恵王上三章) 「ごじゅっぽをもってひゃっぽをわらわばすなわちいかん」 「ふかなり。ただひ…
思へばー得・思はざればー得ざるなり 心の官は則ち思ふ。思へば則ち之れを得、思はざれば則ち得ざるなり。(告子上十五章) こころはかんはすなわちおもう。おもえばすなわちこれをえ、おもわざればすなわちえざる…