人は我が身方|10月2日のことです。
Release: 2018/10/02 Update: 2018/10/02
人は我が身方
苦しみのたねは他人にあるのではない、皆自分にある。我が心にある。有りもせぬ影法師をつかまえて、怖がっているのである。
それで、「物を捨てよ」という、「物欲を去れ」という。本当のことは、物を捨てたら生きていけない。「捨てよ」というのは、「とらわれる心をとれ、好ききらい・不足不満の心を去れ」ということである。
暖かい愛情を持って人に向かえば、人ことごとく我が身方であり我が友である。おだやかな明るい心をもって物に向かえば、物みな我がために有り、我がために働く。
10月2日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
今日の言葉は重要に感じます。
すべては自分の心が決める。
幸せも不幸せも。
他人を批判する言葉が自然と湧いてくるのことがまず問題だし、機械の調子が悪くなるのは普段のメンテナンスの怠りの場合が多いです。
暖かい愛情、おだやかな心。
苦しみのたねは自分。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
やると決心する 私は三十年間、ほとんど学問と首っ引きの生活をいたしましたために、文字通りの夜更かしが続きました。 それが、二十年くらい前のある寒い早春の朝から、キッパリ早起きに変わりました。 やると決…
清愛 私は、実は修学のため遠く遊んで、母の死にあっていない。 ことあって独居沈思の永い閑居を得たとき、これまで父母に対して重ねた不孝、自ずからにして胸つぶれ、涙さん然として止めがたい。ただ壁に向かって…
岐路に立った時 光明と暗黒の岐路に立った時、毅然として光明の面に向き直って、ひた押しに押し進む。また岐れ路に立った時、これをくり返す。かくて、たゆまず進んで止まぬと、ついには光明常住の彼岸、無為にして…
耳の観景 わび茶の道は、味覚の世界だとばかり考えたら甚だ浅い。釜のにえ音に、夜雨を聞き、松籟(しょうえん)を聞き、露地に滴(したた)る打水の音、軒端の梢(こずえ)をわたる風の声、さては、静寂の極まりに…
万物は元にもどる 宇宙はそのままで完全である。この全さを、いよいよ明らかにするため、欠け目ができる。しかし、欠け目は必ず元にかえる。 世は、歓楽の交響、光の映発でみちみちている。その喜びを真実にするた…