身、道を行はざれば|11月29日のことです。
Release: 2018/11/29 Update: 2018/11/29
身、道を行はざれば
身、道を行はざれば、妻子に行われず。人を使ふに道を以てせざれば、妻子に行ふこと能わず。(尽心下九章)
み、みちをおこなわざれば、さいしにおこなはれず。ひとをつかうにみちをもってせざれば、さいしにおこなうことあたわず。(じんしんしもはっしょう)
【訳】
自分自身がまず道を行わなければ、最も身近な妻子にすら道は行われない。人を使う時に道にかなったやり方をしなければ、妻子でも使うことはできない。
11月29日、孟子一日一言の言葉です。
身に染みる言葉ですね。
自分自身がしっかりとしなければ人に伝わらないのは当然のことです。
そして、奥さん子供にも伝わることはない。
一番身近な人に伝わらないものが他人に伝わることはない。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
未だ君を弑するを聞かざるなり 仁を賊ふ者、之れを賊と謂ひ、義を賊ふ者、之れを残と謂ふ。残賊の人は之を一夫と謂ふ。一夫の紂を誅するを聞く。未だ君を弑するを聞かざるなり。(梁恵王下八章) じんをそこなうも…
仁は天の尊爵なり 夫れ仁は天の尊爵なり。人は安宅なり。之れを禦むることなくして不仁なるは、是れ不智なり。(公孫丑上七章) それじんはてんのそんしゃくなり。ひとのあんたくなり。これをとどむることなくして…
孔子、春秋を成して乱臣賊子懼る。(滕文公下九章) 【訳】 孔子が『春秋』を作られたので、世を乱す家臣や親にそむく子らは、自分の非を恥じ、かつ恐れるように(なり、悪いことをしなく)なった。 孟子一日一言…
徒善・徒法 徒善は以て政を為すに足らず、徒法は以て自ら行ふこと能わず。(離婁上首章) とぜんはもってまつりごとをなすにたらず、とほうはもってみずからおこなうことあたわず。(りろうかみしゅしょう) 【訳…
眸子より良きはなし 人に存する者は眸子より良きはなし。(中略)其の言を聴きて其の眸子を観れば、人の焉んぞ廋さんや。(離婁上第十五) ひとにそんするものはぼうしよりよきはなし。(ちゅうりゃく)そのげんを…