天をおそれる|12月10日のことです。
Release: 2018/12/10 Update: 2018/12/10
天をおそれる
法律、規約、これは人のきめたものだから、守る守らぬは、そんな厳密なものではない。うまくのがれれば得をするといったふうにあまく見ている。これは大変な誤りである。
少し目を洗い、耳をそうじして世間を見てみると、法網をくぐって出来た金銭・財産は、その人の身につかぬのみか、かえって、その人を、家を不幸にする。
少し頭のよい注意深い人は、これを一々の実例を見て、天の記録の精密さ、そのみちのきびしさに襟を正す。天をおそれるとはこの事である。
12月10日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
よく周りを見渡してみると実際本当にそうですね。
払うべきものを払わないでいる。
その瞬間はよいかもしれませんが必ず身に降りかかってくる。
見てみぬふりも結局は自分の身に降りかかってくる。
その場をうまく乗り切っても自分はうまくやってもいずれ家族に降りかかる。
天は見ている。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
はたらきと遊び はたらきも、気持ちよくやっておればこれほど愉快なものはなく、はたらき自身が遊びとなる。 昔の人が、「芸に遊ぶ」といったのは、この境地をさしたのであろう。 そう見てくると、はたらきと遊び…
暗黒の中に光明を見よ 「光明面に立て」ということは、苦痛をのがれよということではない。世のいとわしさを捨てて山に入れということではない。暗黒の中に光明を見よ、といのである。苦難の中にただちに歓喜を得よ…
病を防ぐには これまで気候のせいだ、黴菌のしわざだと片づけてきた病気も、その半分の原因は愛和の欠けたところからきている。 細菌はどこに入りこむのか。それは愛和のかけた人間の、そのからっぽの肉体に巣食う…
幸福の鍵 何事にもいっこうに苦にせぬ人がいる。いつも朗らかで、その人がグループに入ると、皆朗らかになる。それは、暗い所にともし火をもって行くようなもので、その人の行く所が明るくなる。 こうした人は、い…
親の恩 愛育の恩とか、教育の恩とか、生み育てた恩、これが父母の恩であるが、それが自然のうちに行われるので、恩の感じがしない。何十年も同じ家に住み、共に健康で、苦しみに出逢ったことなどない親子の間には、…