見て・聞きて之を知る②|12月28日のことです。
見て・聞きて之を知る②
孔子より而来、今に至るまで百有余歳。聖人の世を去ること此くの若く其れ未だ遠からざるなり。聖人の居に近きこと此の若く其れ甚し。(尽心下三十八章)
こうしよりこのかた、いまにいたるまでひゃくゆうよさい。せいじんおよをさることかくのごとくそれいまだとおからざるなり。せいじんのきょにちうかきことかくのごとくそれはなはだし。(じんしんしもさんじゅうはしょう)
【訳】
孔子から現在まで百歳。聖人の時代が去ったのはまだそれほど遠いことではない。また、聖人のいらっしゃった魯の国とこの鄒とはこんなにも近い。
〇松陰は、「孟子が『道統の伝(古人の道を見て知り、聞いて知って受け継いできたこと)』の継承を覚悟したものである。これが、『往聖の為に絶学を継ぐ(敬慕する古の聖人のために途中で絶えてしまった学問を、後世に継ぐ)』という精神である」と記している。
12月27日、孟子一日一言の言葉です。
孟子の言葉も孔子の言葉も今の時代でも学ぶ人がたくさんいるものです。
それだけ人間というのは物が進化しても変わらないものなのでしょうね。
心の中は常に善と悪が入り乱れてますし行動はともなわないことが多い。
だから学ぶことが必要なんでしょうね。
今日も一日がんばります。