五十歩・百歩|1月7日のことです。
Release: 2019/01/07 Update: 2019/01/07
五十歩・百歩
「五十歩を以て百歩を笑はば則ち何如」。
「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是れも亦走るなり」。(梁恵王上三章)
「ごじゅっぽをもってひゃっぽをわらわばすなわちいかん」
「ふかなり。ただひゃっぽならざるのみ。これもまたはしるなり」。(りょうけいおうかみさんしょう)
【訳】
「戦闘において)五十歩しか逃げなかった者が、百歩逃げた者を、臆病者め、と笑ったらどうでしょう」。(梁の恵王はいわれた)「それはいけない。ただ百歩は逃げなかっただけだ。逃げたことには変わりはない」と。
1月7日、孟子一日一言の言葉です。
有名な言葉ですね。
逃げたことには変わりがない。
こういうことは他のことでもいえるでしょうね。
たいして変わりがない。
自分のそうなっていないかと感じなければいけませんn。
だいたい言い訳するときはそんなようなものですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為に人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為めに人を得るは難し。(滕文公上第四章) ひとにわかつにざいをもってす…
見て・聞きて之れを知る① 堯舜より湯に至るまで五百有余歳。(中略)湯の若きは則ち聞きて之れを知る。湯より文王に至るまで五百有余歳。(中略)文王の若きは則ち聞きて之れを知る。文王より孔子に至るまで五百有…
本ある者 孟子曰く、「原泉混々として、昼夜を舎てず。科に盈ちて而る後に進み、四海に放る。本ある者は是れを之れ取れるのみ」(離婁下十八章) もうしいわく、「げんせんこんこんとして、ちゅうやをすてず。あな…
能者之に従ふ 羿は拙射の為めに其の彀率を変せず。君子は引きて発せず、躍如たり。中道にして立ち、能者之に従ふ。(尽心上四十一章) げいはせっしゃのためにそのこうりつをへんせず。くんしはひきてはっせず、や…
為すあらんとする者は 顔淵曰く、「舜何人ぞや、予れ何人ぞや」と。為すあらんとする者は亦是くの若し。(滕文公上首章) がんえんいわく、「しゅんなんびとぞや、われなんびとぞや」と。なすあらんとするものはま…