唯一不抜の存在|1月9日のことです。
Release: 2019/01/09 Update: 2019/01/09
唯一不抜の存在
まことに、人の優越があるのではない、上下尊卑があるのではない。またその能力にも、技芸にも、甲乙があり品評されるようなものではない。
人がその正常心にあって、その全に生き、その満に働くとき、その人は常にある唯一不抜の存在である。
己の真に生きるとき、捨つべき一人もなく、絶対存在でない一人もないのである。
「己を尊ぶ」とは、この自覚に到達したものである。かかる絶対存在であると知るとき、世の荘厳、人の美、ここに極まる。
丸山敏雄一日一話 幸せになるための366話
1月9日の言葉です。
唯一不抜(ゆいいつふばつ)。
自分をしっかりと生きなければいけませんね。
他にはいないたったひとりの自分。
自分ひとりでこの世に生まれたわけではないし育ったわけではありません。
己を尊ぶということが他人も尊ぶということに繋がる。
しっかりと今を生きねばいけませんね。
今日一日がんばります。
関連コンテンツ
兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉 用兵之方、無恃其不来、恃吾有以待也。(無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。) 「戦争にさいしては、敵が来襲しないように期待を…
凡そ地に絶澗(ぜっかん)、天井(てんせい)、天牢(てんろう)、天羅(てんら)、天陥(てんかん)、天隙(てんげき)有らば、必ずや亟(すみ)やかにこれを去りて、(行軍) 凡治有絶澗天井天牢天羅天陥天隙、必…
衣は心を変える 店にいる人たちの着物は、大切な役目を受け持つことを知っていただきたい。「居は気を移す」と申しますが、衣は心を変えるのです。衣服が美しいと心も清く、よごれ乱れてくると、心も曇り騒いできま…
幸福の原動力 働くには、こつがある。 それは、喜んで働くこと。進んで、尻がるに、腰がるに、かるがると働くこと。こうした働きが、真の働きである。 この働き、この喜びが、これが人生幸福の原動力であって、こ…
自然の芸術 自然の年々、春来れば花が咲き、秋されば実を結ぶ。こうしたことは、一見すると旧態依然少しの変化も進歩もないようである。しかし、その観景に接すると、言いようもない新味を感じる。 これはどうした…