天下の為に人を得る|1月23日のことです。
天下の為に人を得る
人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為めに人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為に人得るは難し。(滕文公上四章)
ひとのわかつにざいをもってする、これをけいという。(中略)てんかのためにひとをうるものは、これをじんという。このゆえにてんかをもってひとにあたふるはやすく、てんかのためにひとをうるはかたし。(とうのぶんこうかみよんしょう)
【訳】
人に財物を与えることを恵という。(中略)天下のために立派な人材を得ることを仁という(この中で一番難しいのは仁である。)よって天下を他者に譲り与えることは(最大の恵であるが、堯や舜にとっては)いとも簡単なことであり、天下のために立派な人物を得るという仁こそ、最も困難なことだったのである。
1月23日、孟子一日一言の言葉です。
人を見る目を養うことはとても難しいものであります。
たった一言ですら自分の心の状況で捉え方が変わりますから。
ただ論語でも孟子でも共に学ぶことが出来れば共感できるが増えるのは確かなことです。
学校での友人が生涯の友になるというのはそういうことかもしれません。
一緒になにか勉強することが信頼をする人物を増やす方法かもしれません。
今日も一日がんばります。