唯だ理に当たるのみ|2月28日のことです。
Release: 2019/03/03 Update: 2019/03/03
唯だ理に当たるのみ
尹氏曰く、言ふこころは君子の辞受取予は唯だ理に当たるのみと。(公孫丑下三章)
【訳】
尹氏がいっている。「(孟子が)いいたいことは、心ある立派な人が他者から物を受け取るかの基準は、それが道理にかなっているか、かなっていないかの問題だけである」と。
〇松陰は、この朱子の註の一部を取り上げ、「心ある立派な人は、何事も道理にかなうか否かを考えて行動する」と記している。
孟子一日一言、2月28日今日の言葉です。
道理にかなっているかが判断の基準。
道理とは何かということになります。
”物事の正しい筋道”
正しいことかというのが判断基準ということです。
正当にな対価なのか醜いことから得たものではないか。
道理に従いものは受け取るべきということですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
己れより 禍福は己れより之れを求めざる者なし。(公孫丑上四章) かふくはおのれよりこれをもとめざるものなし。(こうそんいかみよんしょう) 【訳】 わざわいも幸せも、全て自分から招かないものはない。 2…
仁賢・礼義・政事がなければ 仁賢を信ぜされば則ち国空虚なり。礼義なければ則ち上下乱る。政事なければ則ち財用足らず。(尽心下十二章) じんけんしんぜさればすなわちくにくうきょなり。れいぎなければすなわち…
物の情 夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるものはじょうなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いあって同じではないということ…
伊尹の志あらば則ち可なり 伊尹の志あらば則ち可なり。(尽心上三十章) 【訳】 伊尹のような(一点の私心もなく、ただ天下を救うことをのみ思う)志があれば、それでよい。 〇松陰は、「(主君に非道な政治をさ…
勢を忘れる 古の賢王は善を好みて勢を忘る。古の賢士何ぞ独り然らざらん。其の道を楽しみて人の勢を忘る。(尽心上八章) いにしえのけんおうぜんをこのみていきおいをわする。いにしえのけんしなんぞひとりしから…