一人一芸を|5月12日のことです。
Release: 2019/05/13 Update: 2019/05/13
一人一芸を
私は、多年、こう考えるのです。
一人一事でよい。その選んだ一つを一生涯続けて研究するのです。そしたら、天下に名を成すような方も現れてくるのではないでしょうか。
そうすれば、一町内に、花の達人、和歌の権威、書道の達者と、文化生活を彩るものは必ず揃っていて、郷党の子女は、その道の権威者の指導によって、若い芸術の芽を成長させていくでしょう。
一人一人が、一つの芸道を強く深く修めたならば、我が国は、どれほど潤いと底力のある強い国になることでしょうか。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月12日の言葉です。
生涯何かを研究し続けると達人になるかもしれませんね。
人は何かを決まり事にしていくとその行動がしやすくなるというのはあります。
ルーティーンにする。
なんでもその境地いたればなかなかの達人になるかもしれません。
そういう風になってみたいと思います。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
心は大宇宙に住む 体がどんな境遇にあろうと、職業にあろうと、精神は自在である。 この境地を悟るために、修行者はわざと苦難に突入した。 哲人・ディオゲネスは樽の中にいてアレキサンダーに会った。 青年諸君…
心は常に自由 物の世界を超えた心の面は、常に自由である、どこも平等である。いくら大きい希望をいだいていても、大きすぎるとなじる者はいない。いくら遠大な理想をかかげても、税金はかからぬ。 ゲーテやミケラ…
本業の覚悟 自分の生命をかけての本業、これはたとえどんなことがあっても微動だもしてはならぬ。すべての勢力を傾け、研究をつくし、身をもって実行して、これについての勉強ぶりは天下何人にもひけをとらぬ、とい…
天職に捧げる一生 職業を持ち、これにすべての力をかけることが、人間の生きがいである。 鉄道線路の一つの踏切番を、四十年間務めぬいた人がある。私の叔母は八十四歳で、田舎家の台所で働き、家を愛し、田を守っ…
習うとは 努力とは、杭を打つようなものである。 同じ力で、同じま(間)でトン、トン、トンと打っていると、どんな土地にでも、どんな棒でも、ずっしりと土に食い入って、こんりざい動かなくなる。 まっすぐに、…