清愛|6月20日のことです。
Release: 2019/06/20 Update: 2019/06/20
清愛
私は、実は修学のため遠く遊んで、母の死にあっていない。
ことあって独居沈思の永い閑居を得たとき、これまで父母に対して重ねた不孝、自ずからにして胸つぶれ、涙さん然として止めがたい。ただ壁に向かって端坐し泣きつづけた。このとき、はじめて偉大なる父の愛、無限なる母の愛にふれた。
人間愛は、涙の洗浄をまって、はじめて清愛となることを知った。
純乎たる人間愛は、無条件である。出せばますます美しく、与えれば無限に流れ輝く。
6月20日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
親子の問題はどの家庭でもあるものです。
忘れてはいけないのが自分がどこから来たのかといことですね。
自分一人で生まれてこれるわけではありません。
どんな親でもそこを考えなければいけませんね。
わかってはいるけど難しい問題ですね。
こじれるやっかい。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
清き時間 その時、その職場は、天下唯一の聖なる働き場所ではないか。 そしてその一瞬間は、自分の一生の中たった一度しかない清き時間ではないか。どうして、うっかりできよう。 他にない時、またとない所、そし…
わが仕事を愛せ その日その日の仕事を、愛しているか。わが日々働く職場を、”無上の働き場”と考えているか。ともに働く人々を、愛しているか。これが、貧富の岐れ目である。 今日私のしている仕事は、今日ただ今…
仕事をするのに、上手にやろうとか、仕損じまいとか、きついとか、くさぐさの思いをしている間は、疲れもする、失敗もする。 ただ繰りかえしていると、何も思わない。自然に十分に、力はいつの間にか入って、逆にい…
希望に満ちた人生 耳にあるものは聞け、目にある者は見よ。偉大なる舞台を、天然のバックを、日月星の照明を、花鳥の彩色を、風浪の奏楽を、その主役の妙技を、助演者の活芸を・・・。 何という神の演劇、いったい…
一歩外の出る 君は、服がないという、住宅が狭苦しいとこぼす。 なるほど、君の肉体は破れ服に包まれ、見すぼらしい家に暮らしているのであろう。 それはまちがいないことだ。 しかし心は、いつまでも破れ服の中…