悪銭は苦しみの素|8月23日のことです
Release: 2019/08/23 Update: 2019/08/23
悪銭は苦しみの素
たとえばここに、法をくぐって私利を得たとする、その時は得をしたように思う。そうした利益は、その人を幸福にしたように笑みかける。しかしやがては、きばをむき出してその人に反抗し、その人を苦しめる。もし法をくらまして金銭・財物を得たとする。そんな金は、身につかないだけでなく、身をもち崩し、己を苦しめる用にしかたない。その家にのこらないだけでなく、多くの友達の金まで引き連れて出て行ってします。
古いようだが。「天網かいかい疎にして漏らさず」と、よく言った言葉である。
8月23日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
天網恢恢疎にして漏らさず(老子の言葉)
悪銭身につかずもありますね。
払うべきものについてはしっかりと払わなければなりませんね。
そういうことが気持ちも変えて行きます。
うまい話にのらない勇気も大切なことです。
どんなに親しい友人の話でも違和感があるときにはやんわりと断る。
大事なことです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
振り子は、右に行っただけ、また左にふる。ピサの斜塔でガリレオが実験して以来、今日までこの法則に変化ない。 奪いとった物はまた取りかえされ、喜んで与えたものはまた己に還って欲深きものは同じ強さの反対のマ…
現世は、あらゆる物質は人の取るに任されている。すべての財貨は、すべての人に託されている。すべてのポスト(位置)は、人の来るに任されている。すべての職業は、適任者はまちあぐんでいる。 ただ己が、それを知…
成功者を支える妻 貧乏画家、池大雅の家に来客がとまった。夜半、別室で紙がガチャガチャと鳴る音がする。 翌朝たずね聞くと、夫婦の休むフトンがないので画の用紙をかさねて、その中にもぐりこんでいたのである。…
良き友を持つ 世の中には、よく刻苦勉励する人のみが、終に、芸術最高の妙境に入り、幽玄絶妙の奥堂に至るものです。しかしその努力が、一時的で、間歇的であてはならぬのです。 しかしながら、私どものごとき凡人…
おおらかに育てる 女の子には美しい着物を着せたり、男の子は頭をいろいろにつんだりする。大人のできそこないのようにして玩具にしている。これは愛情と間違えているのであります。 子供は、できるだけ簡素に大ら…