親の恩|12月9日
Release: 2019/12/09 Update: 2019/12/09
親の恩
愛育の恩とか、教育の恩とか、生み育てた恩、これが父母の恩であるが、それが自然のうちに行われるので、恩の感じがしない。何十年も同じ家に住み、共に健康で、苦しみに出逢ったことなどない親子の間には、殆ど親子としての意識がない。
親の恩は、親が亡くなって初めてしみじみ感ずるという。苦しみによって初めて人は、人らしい意識の自覚を得る。
親に対する恩の自覚も、これに対する報恩の生活(孝行)も、実は苦難という人生必須の妙宝によって世にあらわれたことは、いみじき現象である。
12月9日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
おはようございます。
苦難とは気づかさせてくれるものといってもいいくらいですね。
たくさんの葛藤は苦難を呼びますがそれも大きな気づきなのでしょう。
心の底から報恩する。
それもまた自分との単純な戦いです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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