親の恩|12月9日
Release: 2019/12/09 Update: 2019/12/09
親の恩
愛育の恩とか、教育の恩とか、生み育てた恩、これが父母の恩であるが、それが自然のうちに行われるので、恩の感じがしない。何十年も同じ家に住み、共に健康で、苦しみに出逢ったことなどない親子の間には、殆ど親子としての意識がない。
親の恩は、親が亡くなって初めてしみじみ感ずるという。苦しみによって初めて人は、人らしい意識の自覚を得る。
親に対する恩の自覚も、これに対する報恩の生活(孝行)も、実は苦難という人生必須の妙宝によって世にあらわれたことは、いみじき現象である。
12月9日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
おはようございます。
苦難とは気づかさせてくれるものといってもいいくらいですね。
たくさんの葛藤は苦難を呼びますがそれも大きな気づきなのでしょう。
心の底から報恩する。
それもまた自分との単純な戦いです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
二宮尊徳の教え 早起きで有名なのは、二宮尊徳先生であります。少年の頃から、早く起きて読書され、また、勤労された。先生はいつもゾウリをはき、割羽織に一本さして、二里もある下館町から二番鶏頃に来られ、家々…
衢地(くち)には吾将に其の結びを固くせんとす。(九地) 衢地吾将固其結。 「交通の要衢の地である衢地においては、わたしは、友好国との親交を強化しなければならない」衢地とは、交通の要衢であるだけでなく、…
読書の順序 読書の順序はまず第一には、当代における第一流の人の本を読むこと、その次は古典です。当代の一人者級の人の世界を知らないで、古典を読むということは、私は考え物だと思います。【138】 #修身教…
人の和 天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章) 【訳】 (全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、…
其の招きに非ざれば往かざるを取れるなり。其の招きを待たずして往くが如きは何ぞや。(滕文公下首章) そのまねきにあらざればゆかざるをとれるなり。そのまねきをまたずしてゆくがごときはなにぞや。(とうぶんこ…