能く敵人にして自ら至らしむるは、これを利すればなり。(虚実)|2月28日
Release: 2020/02/28 Update: 2020/03/01
能く敵人にして自ら至らしむるは、これを利すればなり。(虚実)
能使敵人自至者、利之也。(能使敵人不得至者、害之也、故敵供能勢之、飽能識之、安能動之,出其所不趨,趨其所不意。)
「敵を引き寄せるためには、利でつることだ。(作戦を思いとどまらせるには妨害することだ。敵にゆとりがあれば奔命に疲れさせる。敵の兵量が十分なときは糧道を断つ。敵が冷静なときはかき乱す。敵の来ない所に行き、敵の意表をついて打って出る)。」
能く敵人をして至るを得ざらしむるは、これを害すればなり。故に敵佚すれば能くこれを労す。飽けば能くこれを饑えしめる。安んすれば能くこれを動かす。其の趨らざる所に出て、其の意わざる所に趨る。
2月28日、孫子・呉子一日一言(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
凡そ戦いは正を以て合し、奇を以て勝つ。故に善く奇を出す者は、窮まり無きこと天地の如く、(兵勢) 凡戦者以正合、以奇勝。故善出奇者、無窮如天地。(不場如江河、終面復始、日月是也。死面復生、四時是也。)…
衢地(くち)には則ち交じりを合わす。(九地) 衢地則合交。 「衢地にあっては、外交交渉に力を入れ、他国と友好を結ぶべきである」”衢地”とは、交通の要衝で、各国の勢力が浸透し合っている地域である。このよ…
凡そ衆を治むること寡(か)を治むるが如くなるは、分数(ぶんすう)是(こ)れなり。 凡治衆如治寡、分數是也。( 闘衆如闘寡、形名是也。) 「そもそも、多くの兵を統御するのに、少人数の兵を統御するのと同じ…
凡そ軍は高きを好みて下(ひく)きを悪み、陽を貴びて陰を賤しみ、生を養いて実に処る。(行軍) 凡軍好高而悪下、貴陽而賤陰、養生而処実。(軍無百疾、是謂必勝。) 「そもそも、軍を配置するには高い所がよく、…
吏強く卒弱きを陥(かん)と曰う。(地形) 吏強卒弱曰陥。 「前文とは逆に、将校たちが強くて兵卒が弱い場合を、陥という」”陥”とは、窮地にはまりこむこと。ここでは、士気があがらず部隊が窮地に陥ることをさ…