能く敵人にして自ら至らしむるは、これを利すればなり。(虚実)|2月28日
Release: 2020/02/28 Update: 2020/03/01
能く敵人にして自ら至らしむるは、これを利すればなり。(虚実)
能使敵人自至者、利之也。(能使敵人不得至者、害之也、故敵供能勢之、飽能識之、安能動之,出其所不趨,趨其所不意。)
「敵を引き寄せるためには、利でつることだ。(作戦を思いとどまらせるには妨害することだ。敵にゆとりがあれば奔命に疲れさせる。敵の兵量が十分なときは糧道を断つ。敵が冷静なときはかき乱す。敵の来ない所に行き、敵の意表をついて打って出る)。」
能く敵人をして至るを得ざらしむるは、これを害すればなり。故に敵佚すれば能くこれを労す。飽けば能くこれを饑えしめる。安んすれば能くこれを動かす。其の趨らざる所に出て、其の意わざる所に趨る。
2月28日、孫子・呉子一日一言(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
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