将に五危有り、必死は殺さるべきなり。必生は虜にさるべきなり。忿速(ふんそく)は侮らるべきなり。(九変)
将に五危有り、必死は殺さるべきなり。必生は虜にさるべきなり。忿速(ふんそく)は侮らるべきなり。(九変)
将有五危。必死可殺也。必生可虜也。忿速可侮也。(廉潔可辱也。愛民可煩也。)
「将軍には陥りやすい五つのリスクがる。
①必死になりすぎること。殺されてしまう。
②なんとか助かろうとあがくこと。敵の捕虜になってしまう。
③怒りっぽいこと。敵にバカにされるだけだ。
④潔さにこだわること。みすみす敵の術中にはまってしまう。
⑤下への思いやりを持ちすぎること。わずらわしさに耐えられなくなる」
廉潔は辱しめるべきなり。愛民に煩わさるべきなり。
4月12日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
他の本の方がわかりやすいのでここに記しておきます。
自分の価値観に固執しない。
①失敗を恐れないケース。局面にかまわず突っ込むから殺される。
②現状に執着するケース。活路を開く勇気がないから捕らえられる。
③感情任せに結果を急ぐケース。せっかちで局面を読まず、計略にかかりやすい。
④正攻法にこだわるケース。臨機応変に対応に対処できず、裏をかかれる。
⑤戦力を温存したがるケース。戦いには犠牲も必要だが、その選択肢を自ら封じている。
局面には逆らわず、メリットを活かす。
今日一日がんばります。