戦道勝たずんば、主は必ず戦えと曰うとも、戦うこと無くして可なり。(地形)|6月7日
Release: 2020/06/07 Update: 2020/06/07
戦道勝たずんば、主は必ず戦えと曰うとも、戦うこと無くして可なり。(地形)
戦道不勝、主曰必勝、無戦可也。
「(これとは反対に)とても勝てないという見通しであれば、たとえ主君から必ず戦えという命令があっても、戦うべきではない」
前日とは逆で、前線の指揮官として”勝てる”という自信がなければ、たとえ国王から命令されても、戦わないほうがよいのだ。こういう将軍は、当然、主君のご機嫌を損ねることになるが、止むを得ない。
『孫子』は別の章で”餅は餅屋”として、戦争は将軍にまかせるべきだと説いている。
6月7日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
前線の指揮官として勝てる勝てないは冷静に判断すべきことです。
ここで感じるのは勝てないときどう撤退させるのか。
敵の将が優秀であれば攻めてくることでしょうね。
自軍が弱者だと感じ負けると予測できるときはあらゆる策をこうじて撤退させ負けぬように個別に撃破する。
難しいものだと感じますね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
悪魔の顔した応援団 おしせまって来る苦難は、自分で解決するよりほかに道はない。自分にふりかかった火の粉は、自分で払いのけるより方法はない。 それには、どっかと落ち着いて、真っ正面から苦難に立ち向かい、…
われわれは、生をこの国土にうけたことを、非常に幸せと言うべきにもかかわらず、われわれはその日々の生活においては、とかくこの点がおろそかになりがちで、ほとんどそれと気付かずに日を送っているわけです。それ…
人の和 天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章) 【訳】 (全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、…
夫れ未だ戦わずして廟算(びょうさん)するに、勝つ者は算を得ること多きなり。(始計) 夫未戦而廟算、勝者得算多也。(未戦而廟算、不勝者得算少也。) 「開戦に先立って、祖先を祀(まつ)るみたまやで彼我両軍…
人の患は、好んで人の師となるに在り 人の患は、好んで人の師となるに在り。(離婁上二十三章) ひとのうれいは、このんでひとのしとなるにあり。(りろうかみにじゅうさんしょう) 【訳】 人間の悪い癖は、とか…