一道をひらく
Release: 2022/06/01 Update: 2022/06/01
一道をひらく
一道をひらくということは、それによって自分自身が救われると共に、さらに後に来る同じ道をたどる人々に対して、その行く手を照らすという意味がなければならぬと思うのです。
すなわち、われわれ人間は、真に自己の生活に徹して生きた時、一人自分がその職責を全う得るのみならず、さらに同じ職域にいる他の人々に対しても、何らかの意味で、お役に立つことができるのであります。【116】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
偉人となる人というのは、この一道ということを生涯を通じて行える人であると思えます。
そういう意味では教授も偉人と言える大人物です。
今の時代にも偉人となるべき人たくさんいるでしょうが同時代を生きているとなかなか気づきにくいものです。
それはやはり今の人は過去の偉人を感じることができるということと、今は情報が取りやすく判断の材料が多いということがあるかもしれません。
教授はよく隠者ということも話のなかでは出て来るのですが、今もそういう人がいるのだと思います。
人生二度なしと考えると一道に徹して生きるのはかっこいいです。
関連コンテンツ
私は、諸君たちに対して、ここに一つの中間目標を掲げてみましょう。それらは諸君らは一つ四十になったら、必ず一冊の本を書く覚悟を、今日からしておいて戴きたいのです。そしてその頃まだ私が生きていたら、ぜひ…
書物を撫でる 諸君、書物というものは、ただ撫でるだけでもよいのです。ちょっとでも開いてみればさらによろしい。それだけでも功徳のあるものです。つまりそれだけその本に縁ができるからです。いわんや一ページで…
今この真面目という字を、真という字の次に、「の」の字を一つ加えてみたらどんなものでしょう。そうしますと、言うまでもなく「真の面目」と読まねばならぬことになります。ところがこうなると、一つの新たなる展…
仕事の心がけ③先後の順序 次に大切なことは、同じく大事な事柄の中でも、大体何から片付けるかという前後の順序を明弁するということです。この前後の順序を誤ると、仕事の処理はその円滑が妨げられることになりま…
わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真の生きがいある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生…