常に前途に思いを巡らす
Release: 2022/06/03 Update: 2022/06/03
常に前途に思いを巡らす
人間というものは、ただ将来のことばかり考えて、そのために現在の事をおろそかにすることのよくないことは、申すまでもありませんが、同時に他の一面には、常に前途に対して、思いを巡らしているようでなければいけないと思うのです。【104】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
教授は必要にかられて読む読書は三分の一だと言っています。
たしかに四十も後半になり読むというのと十代で読む本、学生時代に読む本とでは頭に残るものが違うというのはたしかです。
まったくそういう時にもっと本を読めばいかったと思います。
しかし、必要にかられるというのも致し方ないことだとは思うのです。
これから先は工夫の読書が必要です。
やれることをやってみましょう。
関連コンテンツ
まず、自分のなすべき勤めに対して、常に全力を挙げて、それと取り組むこと。第二に、常に積極的に物事を工夫してそれを見事に仕上げること。そして、人に対して親切にし、人のために尽くすーこれが、幸福獲得の三大…
真の「誠」は。何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まると言ってよいでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。総じて自己の務めに対して、自己の一切…
古来独りを慎むということが大切とされていますが、慎独とは、ある意味では、この性欲を慎むところに、その最下の基盤があると言ってもよいでしょう。この問題はことがらの性質上、どうも正面から話を聞くという機会…
人生を突走る覚悟 真の教育というものは、単に教科書を型通りに授けるだけにとどまらないで、すすんで相手の眠っている魂をゆり動かし、これを呼び醒ますところまで行かねばならぬのです。すなわち、それまではただ…
真の偉人というものは、何も叱ったりなどしなくとも、人が自ら服するものであります。実際偉大な先生の、その弟子に対する深い思いやりとか慈悲心が、しだいに相手に分かりかけてくれば、叱るなどということは、まっ…