人生の歩み方①
Release: 2022/06/03 Update: 2022/06/03
人生の歩み方①
人間の活動の大体六十歳頃までと考えますと、そのうち二十歳までは志を立てる時代と言ってよく、すなわち将来国家社会のために役立つ人間になろうという志は、十五歳頃から、遅くても二十歳までには確立せねばならぬのです。
そしてそれから以後の二十年は、いわば準備期と言ってもよいでしょう。【44】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。(為政第二)
まったくもって、十代がいかに重要かということですね。
なかなか親からは伝わらないということはあります。
当然ながら自分が気づくということも遅いのですからどうにもならぬことですし、そういう先生に学んでこなかったということもあります。
そんなことを悔やんでなにも変わりませんので、今やるべきことをやるということになります。
しかし、子供たちには小さいころから本を読んだらいいと伝えてありますがまったく読書することもありませんね。
伝える努力が足りないのでしょかね。
関連コンテンツ
そもそもこの世の中のことというものは、大抵のことは多少の例外があるものですが、この「人生二度なし」という真理のみ、古来只一つの例外すらないのです。しかしながら、この明白な事実に対して、諸君たちは、果た…
自分の「顔」を仕上げる われわれの一生は、ある意味からは、自分という一人の人間の、いわば面作りのようなもので、われわれは一生かかって、この自分の「顔」という唯一つの面を、仕上げるようなものとも言えまし…
真の「誠」は、何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まると言ってようでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。 総じて自己の務めに対して、自己の一切…
死後に名が残る人 死後にその名が残るということは、その人の精神が残るということです。では一体どういう人が死後にもその名が残るかといいますと、生前国のために尽くす心が深くて、死んでも死に切れないとうい思…
われわれが知恵を身につけるには、すぐれた人生の師の言葉を傾聴すると同時に、できるだけ人生の知恵を含んだ生きた書物に接するほかないわけです。しかし、結局は自分自らの人生の苦学というか逆境の試練によって、…