不滅なる精神
Release: 2022/06/20 Update: 2022/06/20
不滅なる精神
われわれ人間は、その人の願いにして真に真実であるならば、仮にその人の肉体が生きている間には実現せられなくても、必ずやその死後に至って、実現せられるものであります。否、その志が深くておおきれば、それだけその実現には時を要して、多くはその肉体の死してのち、初めてその実現の緒につくと言ってもよいでしょう。そしてこれがいわゆる「不滅なる精神」、または「精神の不滅」と呼ばれるものであります。【299】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
大きな志は自分の死後にまでも引き継がれるということを考えた時、教授のことを思い出してしまいますね。
教授の言う教育とはそのような大きな志をもった人間を作り出すことが目的なんでしょうね。
自分が死んでから志をもつことの重要性を伝え続けていくというのはやはり文章ですね。
いかに文章に思いを込めて発するかということに尽きるようにも感じます。
あふれ出る言葉を持つことは読書量ということにもなるかと思います。
実践しながら読書をすることが必要ですね。
関連コンテンツ
八のことに十の力で当たる かくして真面目ということは、いわゆる無力な人間のお目出たさではなくて、最も男性的本格的な全力生活だということが分かりましょう。したがってこれを実行上の工夫から申せば、八つのこ…
成形の功徳 すべて物事というものは、形を成さないことには、十分にその効果が現れない。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、よしそれがどんなにつまらぬとも思われるようなものでも、それ相応の効用…
日本人としての最高の生き方 そもそも日本人としての最高の生き方は結局は自分の肉体が解体していからも、なお国家社会のために、何らかの意味で貢献し得るような生き方をするということでしょう。すなわちこの肉体…
いかに深く生きるか 人生というものは限りあるものであり、しかもそれは、二度と繰り返すことのできないものです。してみると、そこに許された人生の真の生き方というものは、この限られた年限を、いかに深く生きる…
書物を撫でる 諸君、書物というものは、ただ撫でるだけでもよいのです。ちょっとでも開いてみればさらによろしい。それだけでも功徳のあるものです。つまりそれだけその本に縁ができるからです。いわんや一ページで…