芸術の扉を開く|4月29日のことです。
Release: 2018/04/29 Update: 2018/04/29
芸術の扉を開く
目を開いてみてば、そこには緑の草があり、紅の花がある。空は碧に、雲は白い。雑踏複雑きわまりない色と形と響きの市街を一歩はなれれば、単純な一色の野が開け、きわまりなき海面がひろがる。いぶせき茅屋にいても、その窓は、無限の空につづいている。
こうした、だれでもが味わい得る喜びの奥に、人によって築かれた高い芸術の世界がある。そしてこのさかいは、求めざるもの、究めざるものには、終に開かれない扉によって隔てられた‥‥しかし、すぐそこにある純粋芸術の世界である。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月29日のことです。
すぐそばにある景色も捉え方によって素敵に感じるものです。
人間の感性は磨くことができますね。
捉え方ひとつで素敵にもなり当たりまえにもなる。
今日も素敵だと捉えられたり朝の清々しさを感じることができれば一日が楽しく過ごせることになりますね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし 惟だ仁者は宜しく高位に在るべし。不仁にして高位に在るは、是れ其の悪を衆に播するなり。(離婁上首章) ただ、じんしゃはこういにあるべし。ふじんにしてこういにあるは、これそ…
書道を始めてしばらくすると、必ずいやになる時があります。こうした関所で、いくじなしが、まずふるいにかけられるわけです。 こうした行い詰りを越えて、「一つの手本」が手に入ってくると、うまく書けるようにな…
欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し 之れに附(益)するに韓・魏の家を以てするも、如し其の自ら視ること欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し。(尽心上十一章) これにふ(えき)するにかん・ぎのいえをもってす…
成形の功徳 すべて物事というものは、形を成さないことには、十分にその効果が現れない。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、よしそれがどんなにつまらぬとも思われるようなものでも、それ相応の効用…
耳という心の関門 聞えぬことを無理に聞こうとして、聞き耳を立てたり、また聞いても聞かぬふりをしたり、耳をとおしてわが心を偽ることは皆、耳の機能をにぶらせ、耳を聞えなくすることである。 「風疎竹に来る …