人の患は、好んで人の師となるに在り|5月12日のことです。
Release: 2018/05/12 Update: 2018/05/12
人の患は、好んで人の師となるに在り
人の患は、好んで人の師となるに在り。(離婁上二十三章)
ひとのうれいは、このんでひとのしとなるにあり。(りろうかみにじゅうさんしょう)
【訳】
人間の悪い癖は、とかく他者の先生になりたがることである。
孟子一日一言、5月12日、今日の言葉です。
そうかもしれませんね。
人に何かを教えるときは自分が学ばせてもらってもらっているということを忘れはいけませんね。
実際に教える人が一番学ばせていただいているということがあります。
アウトプットすることにより自分が教えられる。
仕事はかならず誰かに教えることがともないますからその時は自分が学ばせてもらっていると思わなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
赤子の心を失はざる者 大人とは、其の赤子の心を失はざる者なり。(離婁下十二章) たいじんとは、そのせきしのこころをうしなわざるものなり。(りろうしもじゅうにしょう) 【訳】 徳の高い心ある人は、いつま…
惻隠・羞悪・辞譲・是非の心① 惻隠の心は仁の端なり。羞悪の心は義の端なり。辞譲の心は礼の端なり。是非の心は智の端なり。人の是の四端あるや、猶ほ其の四端あるがごときなり。是の四端ありて自ら能はずと謂う者…
其の親を親とし、其の長を長として 人々其の親を親とし、其の長を長として、天下平かなり。(離婁上十一章) ひとびとそのしんをしんとし、そのちょうをちょうとして、てんかたいらかなり。(りろうかみだいじゅう…
生之れを性と謂ふ 生之れを性と謂ふ(告子上三章) せいこれをせいという(こくしかみさんしょう) 【訳】 (告子がいった)「もって生まれたままのものが人間の本性である」と。 〇松陰は、告子のいう「性は猶…
廉・恵・勇を傷る 以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章) もってとるべく…