欲はあってよい|5月14日のことです。
Release: 2018/05/14 Update: 2018/05/14
欲はあってよい
人間は欲心に満ちていて、それでよいのである。かりに気候がよく、食物を居ながらにして得られ、着物もいらぬとしたら、何を楽しんで働こう。文化といったようなことは何一つ栄えず、原始の世界が、そのまま続いていくであろう。
幸いにして、人には欲がある。いや人は、我欲一点張りである。この欲があり、わがままするということが、本能の世界をふみこえて、ついに大きな文化をきり開き、更にこの欲望の一線を見事にのりきって、高い精神文化、広い学術、芸術の天地をきり開いた。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月14日のことです。
人間は誰しもが欲がある。その追求こそが今の社会を築いている。
たしかにそうです。
欲がない状態になることはないかもしれませんね。
常に欲深い。
お金がほしい。おいしいものを食べたい。ゲームしたい。時間がほしい。
常に考えています。
そういう気持ちは常にあるということを知っておくことは大切なのかもしれませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
苦難を喜ぶ 苦難は人がその生活を誤って不自然な姿に立ち向かっている時、これを警告してくれる自然の信号である。その符号は、「苦しみ」「なやみ」といった外形をとってあらわれる。従って苦しみがおこったときは…
体は心の入れ物 体は、心の「入れ物」である。形のない「心」を映し出したものが、「体」である。「から(空・殻・柄)」であって、心という中身の入れ物である。 重箱やトランクのように初めから形が定まっていて…
天地に唯一つの存在 存在は絶対である。という意味は、天にも地にも唯一つ、昔にも今にも唯一つの存在である。それは、ここに、こうしてある己自身である、「我」という絶対存在である。この唯一絶対不二の我に気づ…
仕事をするのに、上手にやろうとか、仕損じまいとか、きついとか、くさぐさの思いをしている間は、疲れもする、失敗もする。 ただ繰りかえしていると、何も思わない。自然に十分に、力はいつの間にか入って、逆にい…
武士道が育んだ文化 我が国の歴史上に、いわゆる中世という七百年、この時代は中堅階級の武士であったが、彼らは堅固な道義を築きあげて、社会生活をもちつづけたばかりでなく、日本文化の精髄を磨き出した。これは…