慈愛の人が来る|3月29日のことです。
振り子は、右に行っただけ、また左にふる。ピサの斜塔でガリレオが実験して以来、今日までこの法則に変化ない。 奪いとった物はまた取りかえされ、喜んで与えたものはまた己に還って欲深きものは同じ強さの反対のマ ・・・
振り子は、右に行っただけ、また左にふる。ピサの斜塔でガリレオが実験して以来、今日までこの法則に変化ない。 奪いとった物はまた取りかえされ、喜んで与えたものはまた己に還って欲深きものは同じ強さの反対のマ ・・・
物は生きている。万物には心がある。物には、我等同胞と同じように敬愛の心を持って接せねばならぬ。 これを知り行なうとき、人は初めて、物から好まれ、恵まれ、助けられる。 わが心の反射鏡の役目をして、その盛 ・・・
人が二人以上寄ったとき、勝手にやっていては合わぬ。 「綱引き」など、団体競技は、皆が心がそろい、力が合うことが勝つ要件である。メンバーの中に強い者があっても、そろわぬと負ける。 一つになるとは、自分が ・・・
貧乏画家、池大雅の家に来客がとまった。夜半、別室で紙がガチャガチャと鳴る音がする。 翌朝たずね聞くと、夫婦の休むフトンがないので画の用紙をかさねて、その中にもぐりこんでいたのである。 平賀源内にある時 ・・・
いつも私の悪口をいう人がある。一度聞きたいろ思うが、真実はわからぬ。 まってくれよ、それがもし、事実とすれば、その人の方が正しい。もしまた事実でない悪宣伝をしているとしたら、向こう様こそまちがいである ・・・
春風をはらんで、青空高く、いくつかのタコがあがっている。タコは風のまにまに上がったり下がったりおよぎまわっている。しかし、いつも一本の糸によって持ち主の手につかまれている。 人もまたこのように、造物主 ・・・
家庭の不和も、事業の失敗も、時にふりかかる不時の災難も、一つとして、心のあやまり、生活不自然さを教える危険信号、そのまま幸福の門でないものはない。 人は本来、雑念を去り生活を自然にもどせば、自然と同じ ・・・
生命の不滅というのことは、種において、族によって、祖孫を通じてはじめて不滅であって、祖先なき子孫はなく、子孫なくして生命の不滅なる理由がない。 宇宙の大生命は、不断の創造である、自在の生成である。何の ・・・
創業の精神はあくまでかえてはならないのです。 といっても毎年毎月、同じことするのは間違いであります。自由闊達に端倪すべからざる営業ぶりをせねばなりません。働きぶりから、配置をけることまで・・・ そして ・・・
毎日毎日、それこそ何はしなくとも、これだけは欠かすことのできない食事について、正しい美しい人類の文化を、心ゆくまで味わい、保ってまいりたいと存じます。 これにつけても、食事をする室は寝室と並んで、一家 ・・・