師を囲めば必ず闕(か)く。 窮寇(きゅうこう)には迫ること勿れ。 此れ兵を用うるの法なり。(軍争)|4月4日
師を囲めば必ず闕(か)く。窮寇(きゅうこう)には迫ること勿れ。此れ兵を用うるの法なり。(軍争) 囲師必闕。窮寇勿迫。此用兵之法也。 「⑦敵の部隊を包囲した場合、必ずどこかに逃げ口を開けておくべきで、決 ・・・
師を囲めば必ず闕(か)く。窮寇(きゅうこう)には迫ること勿れ。此れ兵を用うるの法なり。(軍争) 囲師必闕。窮寇勿迫。此用兵之法也。 「⑦敵の部隊を包囲した場合、必ずどこかに逃げ口を開けておくべきで、決 ・・・
餌兵(じへい)は食らうこと勿れ。帰師(きし)は遏むること勿れ。(軍争) 餌兵勿食。帰師勿遏。 「⑤おとりは敵兵にはとびつくな ⑥帰ろうとしている敵部隊の前に立ちはだかったり、無理に阻止してはならない」 ・・・
佯(いつわり)り北ぐるには従うこと勿れ。鋭卒(えいそつ)は攻むること勿れ。(軍争) 佯北勿従。鋭卒勿攻。 「③わざと逃げる敵を深追いしてはならない。 ④戦意旺盛で精鋭な敵の部隊を、まともに攻撃してはな ・・・
兵を用うるの法、高陵に向うこと勿れ。丘を背にするには逆らうこと勿れ。(軍争) 用兵之法、高陵勿向。背丘勿逆。 「戦闘上の法則には次のようなものがある。 ①高地に陣取った敵を、正面から攻撃してはならない ・・・
正々の旗を邀(むか)うること無かれ。堂々の陣を撃つこと勿(な)れ。此れ変を治る者なり。(軍争) 無邀正正之旗,勿擊堂堂之陣,此治變者也。 「隊伍を整えて自信を以て進撃してくる敵を迎えうつべきではない。 ・・・
治を以て乱を待ち、静を以て譁(か)を待つ。此れ心を治むる者なり。近きを以て遠きを待ち、(軍争) 以治待乱、以静待譁。此治心者也。以近待遠、(以佚待労、以飽待飢、此治力者也。) 3月30日、商いの心一日 ・・・
朝の気は鋭く、昼の気は惰(おこた)り、暮の気は帰る。故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避け、 朝気鋭、昼気惰、暮気帰、故善用兵者、避其鋭気、(撃其惰帰、此治気者也。) 「人の気力というものは、朝は気力 ・・・
三軍は気を奪うべく、 将軍は心を奪うべし。(軍争) 三軍可奪気、将軍可奪心。 「(以上のように、夜戦には火や鐘、太鼓をたくさん使い、昼夜の戦闘では旗や幟類を多用することにより)敵軍の士気を阻喪させて戦 ・・・
故に夜戦には火鼓(かこ)を多くし、昼戦には旌旗(せいき)を多くす。人の耳目を変うる所以なり。(軍争) 故夜戦多火鼓、昼戦多旌旗。所以変人之耳目名也。 「そこで、夜の戦闘にはかがり火をたき、松明と鐘太鼓 ・・・
人既に専一なれば、則ち勇者も独り進むことを得ず、怯者(きょうしゃ)も独り退くことを得ず。(軍争) 人既専一、則勇者不得独進、怯者不得独退。(此用衆之法也。) 「全軍の兵の心が一つになっていれば、勇気の ・・・