食事の前に一礼|11月4日のことです。
食事の前に一礼 食事の意義の第一は、生命を保つ、肉体を養う、すなわち命の糧という点にありますので、ものを食べる時に、これを忘れてはなりません。ですから、一家が集まって食卓に向かう時には、皆がそろって、 ・・・
食事の前に一礼 食事の意義の第一は、生命を保つ、肉体を養う、すなわち命の糧という点にありますので、ものを食べる時に、これを忘れてはなりません。ですから、一家が集まって食卓に向かう時には、皆がそろって、 ・・・
堯舜・湯武・五覇 堯舜は之れを性にするなり。湯武は之れを身にするなり。五覇は之れを仮るなり。久しく仮りて帰さず、悪んぞ其の有に非ざるを知らんや。(尽心上三十章) 【訳】 堯や舜は、自分の天性のままに仁 ・・・
為すある者は辟へば井を掘るが若し 為すある者は辟へば井を掘るが若し。井を掘ること九軔にして而も泉に及ばざれば、猶ほ井を棄つると為すなり。(尽心上二十九章) なすあるものはたとえばいどをほるがごとし、い ・・・
耳の観景 わび茶の道は、味覚の世界だとばかり考えたら甚だ浅い。釜のにえ音に、夜雨を聞き、松籟(しょうえん)を聞き、露地に滴(したた)る打水の音、軒端の梢(こずえ)をわたる風の声、さては、静寂の極まりに ・・・
柳下恵は三公を以て其の介を易へず 柳下恵は三公を以て其の介を易へず(尽心上二十八章) 【訳】 柳下恵は三公(天下を補佐する最高の官職)という立派な地位に誘われても、自分の節操をかえるような人物ではなか ・・・
あいさつの心 朝のあいさつ、これがちょっとてれくさいようなことではありますが、何も骨折ることでもなし、時間や金銭がかかることでもない。すれば、すぐに明日からでもできることなのです。ここにかえって人間生 ・・・
和のもとは愛 自然は調和の姿である。宇宙は大和の相である。春の華、夏の栄え、秋の実、冬の充実、一つとして和の姿でないものはない。 愛和は本と末、原因と結果の関係が愛によって和を得た相。和のもとは愛であ ・・・
本を忘れるな 苦しんで入学試験をうけて、登校が許された喜びを忘れるから、怠ける。開店の日のいきごみを忘れるから、少しの困難にも、気をくじかせる。終始一貫ということは、成功の秘訣であるが、これが出来ない ・・・
心の害と為すなくんば 豈に惟だ口腹のみ飢渇の害あらんや、人心も亦皆害あり。人能く飢渇の害を以て心の害と為すなくんば、則ち人に及ばざるを憂と為さず。(尽心上二十七章) あにただこうふくのみきかつのがいあ ・・・
中を執りて権なき―道を賤ふ 中を執りてて権なきは、猶ほ一を執るがごときなり。一を執るを悪む所のものは、其の道を賤ふが為なり。一を挙げて百を廃ればなり。(尽心上二十六章) ちゅうをとりてけんなきは、なお ・・・