本心を失ふ|8月20日のことです。
本心を失ふ 郷には身死するが為めにしてすら受けず、今は妻妾の奉の為にして之れを為す。(中略)是れ亦以て已むべからざるか。此れを之れ其の本心を失ふと謂う。(告子上十章) さきにはみしするがためにしてすら ・・・
本心を失ふ 郷には身死するが為めにしてすら受けず、今は妻妾の奉の為にして之れを為す。(中略)是れ亦以て已むべからざるか。此れを之れ其の本心を失ふと謂う。(告子上十章) さきにはみしするがためにしてすら ・・・
生・死より甚だしきものあり② 是れに由らば則ち生くるもの而も用ひざることあり。是れに由らば則ち以て患を辟くばきも、而も為さざることあり、悪む所死より甚しきものあり。(告子上十章) これによらばすなわち ・・・
二宮尊徳の教え 早起きで有名なのは、二宮尊徳先生であります。少年の頃から、早く起きて読書され、また、勤労された。先生はいつもゾウリをはき、割羽織に一本さして、二里もある下館町から二番鶏頃に来られ、家々 ・・・
生・死より甚だしきものあり① 如し人の欲する所をして生より甚しきものなからしめば、則ち凡そ以て生を得べきものは、何をか用ひざらんや。人の悪む所をして死よりも甚だしきものなからしめば、則ち凡そ以て患を辟 ・・・
古人を友とする 私はだれでも得られる良友を、諸友にお勧め致したいのです。これは、古人を伴とするのです。 一貫不断の努力をつづけて一事に達した人々の伝記は、時の古今をとわず、所の東西をとわず。皆私どもを ・・・
二人に弈を誨へしむ 弈秋そして二人に弈を誨へしむ(告子上九章) えきしゅうをしてにたりにえきをおしえしむ。(こくしかみきゅうしょう) 【訳】 (国内一の名人の)秋に、二人の弟子に囲碁を教えさせることに ・・・
芸術道は鍛錬道 すべて我が国に生まれた芸術道は、いずれも捨我精進の鍛錬道でないものはありません。我が書道もまた、至純なり滅私錬成の芸術道であることは、いうまでもありません。 まず、机の前に端座する、筆 ・・・
心を専らにし志を致さざれば 今夫れ弈の数たる少数なれども、心を専らにし志を致さざれば、則ち得ざるなり。(告子上九章) 【訳】 今、あの囲碁の技術などというものは実につまらない技ではあるが、心を専一にし ・・・
祖先まつり 親子の愛情は、古今東西変わりなく、人と人とのタテにしっかと結び合わせる力である。 この愛情は、さかのぼっては、祖父母、曾祖父母・・・と、ずっと祖先へいたり、ついに人類の始原に至る。 祖先ま ・・・
王の不智を或ふなきなり 王の不智を或ふなきなり。(中略)一日之れを暴めて十日之れを寒さば、未だ能く生ずるものあらざるなり。(告子上九章) おうのふちうたがうなきなり。(中略)一日これをあらためてとおか ・・・