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終わりを全うする|8月3日のことです。

丸山敏雄 2018/08/03公開

終わりを全うする あと片付けをせず、使った道具の手入をせず、靴を揃えぬ、傘のしずくを乾かさぬ、こうした事は身のたしなみとしての単なる作法だとか、行儀とかと、行儀と心得ているのが、これまでの考えであるが ・・・

情に若へば|8月3日のことです。

孟子 2018/08/03公開

情に若へば 乃ちその情に若へば以て善を為すべし、乃ち所謂(性)善なり。若し夫れ不善と為す才の罪に非ざるなり。(告子上六章) すなわちそのじょうにしたがえばすなわちもってぜんをなすべし、すなわちいわゆる ・・・

仕事を追う|8月2日のことです。

丸山敏雄 2018/08/02公開

仕事を追う 出発の良し悪しが、その日の仕事に、どのように関係するか。気をつけてためしてごらんなさい。仕事が順序よくいく。人が都合よく来る。話がよくまとまる。 それはなぜでしょうか。仕事を追うからです。 ・・・

吾が敬を行ふ|8月2日のことです。

孟子 2018/08/02公開

吾が敬を行ふ 吾が敬を行ふ、故に之を内と謂ふなり。(告子上五章) 【訳】 (孟子の門人の公都子がいった)「自分の心の内にある敬意を実行するのが義である。だから、義は当然心の内にある」と。 〇松陰は、「 ・・・

度胸をすえる|8月1日のことです。

丸山敏雄 2018/08/01公開

度胸をすえる きらって、払いのけようと、いら立ちから、苦難も、苦しめの手をゆるめないのである。 一天にわかにかきくもり、雷鳴天地にとどろき、大雨沛然といたる。 しかし、これは人を害しようとするのではな ・・・

我が身を引きうける|7月31日のことです。

丸山敏雄 2018/07/31公開

我が身を引きうける 何か不都合が起こったとき、それは自分が悪いのである。 苦しいときには自分が間違っていたのであり、人が苦しむときも己が至らないからであると、一切を己の責めに取る。骨、我が身に引きうけ ・・・

仁・義|7月31日のことです。

孟子 2018/07/31公開

仁・義 仁は内なり、外に非ざるなり。義は外なり、内に非ざるなり。(告子上四章) じんはうちなり、そとにあらざるなり。ぎはそとなり、うちにあらざるなり。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (告子が言った) ・・・

武士道が育んだ文化|7月30日のことです。

丸山敏雄 2018/07/30公開

武士道が育んだ文化 我が国の歴史上に、いわゆる中世という七百年、この時代は中堅階級の武士であったが、彼らは堅固な道義を築きあげて、社会生活をもちつづけたばかりでなく、日本文化の精髄を磨き出した。これは ・・・

生之れを性と謂ふ|7月30日のことです。

孟子 2018/07/30公開

生之れを性と謂ふ 生之れを性と謂ふ(告子上三章) せいこれをせいという(こくしかみさんしょう) 【訳】 (告子がいった)「もって生まれたままのものが人間の本性である」と。 〇松陰は、告子のいう「性は猶 ・・・